【日本入国】2021年イタリアから一時帰国した時の記録

日本入国時の一般乗客とオリパラ関係者を分ける看板
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Ciao!今回は2021年7月末にアリタリア航空で一時帰国した際のことをまとめました。オリンピック関係者以外は少ない時間帯だったので、選手と一緒になることもなくスムーズに進みました。羽田空港到着から空港を出るまで1時間30分くらいでした。
帰国の目的である邦人ワクチン接種については別にまとめます。

オミクロン株への対応に関連して、日本時間2022年3月3日0時以降、
イタリアからの入国は、検疫所の宿泊施設での待機期間が待機なしに変更されました。
・ワクチン3回目未接種→7日間の自宅待機(3日目以降に自主検査し、陰性の場合は届け出た後に自主隔離解除)
・ワクチン3回目接種済→自宅待機なし
【厚生労働省 入国後の自宅等待機期間の変更等について】
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00342.html

(2022年6月1日追記)
2022年6月1日より滞在していた国の区分により適用される検疫的続きが変わります。
現在のイタリアは青グループ。日本到着時の検査や待機は必要ありません。
【水際対策(2022/6/1以降日本到着の方)】
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html

目次
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入国時の必要書類

(2021年8月5日現在の情報です)

厚生労働省ホームページ「水際対策に係る新たな措置について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html

検査証明書の提示

検査証明書の提示について

出国前72時間以内に検体を採取した検査です。
所定フォーマットにイタリア語も追加されました。ただし、記入は英語で。

(2022年6月1日追記)
オンラインで検疫手続きの事前登録を行うことができるファストトラックサービスが開始されています。
https://www.hco.mhlw.go.jp/fasttrack/

検疫所が確保する宿泊施設での待機・誓約書の提出

検疫所が確保する宿泊施設での待機・誓約書の提出について

12月23日現在、過去14日間の滞在国がイタリアのみ(&経由地なしのイタリアから直行便)の場合は検疫所が確保する宿泊施設での6日間の待機。その後、自宅やホテルで合計7~14日間の自主隔離です。

誓約書に待機場所情報を記入し、提出する必要があります。

宿泊施設での待機なしの場合、入国日から自宅・ホテルなどで 10~14日間の自主隔離。

電車、タクシー、バスなどの公共交通機関の使用不可です!

自家用車・レンタカー・ハイヤーの事前手配が必要。

羽田空港周辺へは検疫所の周回バス、都心部へはAirport Limousine帰国者専用バスなどが運行しています。

隔離期間の数え方は入国した次の日が1日目です。(7/31入国の場合、8/1-8/14)

※変異株指定国・地域の指定は日々変わります。出発ギリギリまで要チェックです。

(2022年6月1日追記)
自宅待機の場合日本到着後24時間以内に限り待機期間中であっても公共交通機関の使用が可能です。ただし、最短経路で待機場所へ移動する必要があります。

スマートフォンの携行、必要なアプリの登録・利用

スマートフォンの携行、必要なアプリの登録・利用について

・入居者健康居所アプリMySOS(専用QRコードからダウンロードすること)
・GoogleMapsなどの位置情報アプリ(Android)
・接触確認アプリCOCOA

※スマートフォンを持っていない方は、空港でレンタルする必要あり。

※Wi-Fiのみの場合、空港でのアプリ確認時はHANEDA_FREE_WIFIが利用可能

質問票の提出

質問票の提出について

QRコードをスクリーンショットで表示させるか印刷しておく。

ワクチン接種証明書の「写し」の提出

(2022年3月2日追記)

ワクチン接種証明書の「写し」の提出について

2022年3月1日到着以降に関して、日本または指定国(イタリア含む)発行の3回目ワクチン接種証明書を提出した方は、
・指定宿泊施設での待機なし
 指定地域以外からの帰国→自主隔離なし
 指定地域からの帰国→自主隔離7日間 or 3日間

自主隔離3日間の条件:3日目以降に自主的に検査を受け、その陰性証明書を提出すること。

厚生労働省のHP内には全国の検査機関リストも掲載されています。
自主検査費用は2,300円~30,000円とピンキリ。ちなみに検査機関までの公共交通機関の使用は禁止です。

出発前(イタリア国内)の流れ

7/28 10:30, 家の近くでPCR Molecolare検査(出国54時間40分前/出国72時間以内)

7/29 検査結果受け取り

7/30 4時間前から搭乗手続き開始(17:10出発)
   ・陰性証明書確認
   ・チェックイン後COVID-19に関する宣誓書を記入(搭乗までに回収される)
    ※WEBチェックインの場合、オンラインで入力済み
   (入国の際に必要な誓約書・質問票のQRコードも提出しましたが、日本語表記なのでほぼ確認せず、アプリについての質問などはありませんでした)

PCR検査

・出国前72時間とは日本行き国際線の出発予定時刻から起算

・検査結果ではなく、検体採取が出国前72時間以内

・test antigenico (rapido)(抗原/迅速検査)ではなく、test molecolare(分子検査)です。

・検査クリニックは住んでいる州(ウンブリア州)が公表しているリストから選択しました。
 「test molecolare 地域名」で検索。
 ※在イタリア日本大使館のHPにはラツィオ州のリストへのリンクがあります。ローマから出発の場合は前泊してローマで検査を受けるのも手だと思います。

・直接クリニックにメールし、日本政府指定の書式に記入してもらえるか確認。

・実際に利用したクリニックはLaboratorio LAB 2000 snc
 Via San Pio X, 62 – Santa Maria degli Angeli, Comune di Assisi (PG)
 費用は70ユーロでした。

【経過日時計算に便利なサイト】
日時計算(終日時−始日時) – 高精度計算サイト
https://keisan.casio.jp/exec/system/1356066502

PCR結果陰性証明書

厚生労働省指定フォーマット
厚生労働省指定フォーマット

・一番重要です!できる限り、最新の厚生労働省指定フォーマットを使用した方が良いです。

厚生労働省指定書式「出国前検査証明」フォーマットを使用する、英語で記入
 フォーマットは日本語/英語、イタリア語/英語など各言語あり(検査結果の記入例も用意されています)

・事前に印刷し、検査時クリニックに持ち込み。
 (念のため、検査結果受け時の際にも持参。日本語/英語、イタリア語/英語verの2枚どちらも記入してもらいました)
 氏名、パスポート番号、国籍、生年月日、性別は自分で事前に英語で記入しておきました。

発行日結果などはすべてクリニック側記入してもらう。年月日の書き方は要注意です。
(日本式は年/月/日です。イタリアは日/月/年が多いので、クリニック側もうっかりいつもの方法で書いてしまうことがあります。)
 私の場合は、結果受け取り時に目の前で記入してもらいました。
 検査所名、検査所住所、医師名、医師のサイン、クリニックのスタンプなど埋められる欄はすべて埋めておくほうがベター
 修正する場合、二重線での訂正・修正液を使用するよりは書き直すこと。

・万が一、厚生労働省所定フォーマット以外の証明書の場合は、必要事項がすべて記載されているかよく確認してください。(検体採取日時がない場合などがある。)

記入例は、ANAの日本入国 必要渡航書類チェックリストが便利です。

≪参考≫

「ANA<重要なお知らせ>日本へご出発のお客様へ 渡航書類不備により搭乗のお断り・日本へ入国できないケースが発生しています」
https://www.ana.co.jp/asw/topinfo/info_branch.jsp?infoID=us_j20210525004344&info_tool_flag=1

機内~到着後の流れ

健康カード

機内で配布&記入しておくもの
・健康カード
・誓約書(結局、事前印刷したものを使用)
・アプリに関する質問表
・税関申告書

12:15 羽田空港着陸

12:30 到着

12:34 検疫からの降機許可待ち

12:36 オリンピック選手以外は先に降機
   (アプリ確認ブース後までトイレ使用不可)

12:41 検疫各ブースで書類チェック&回収開始

13:13 結果待機場所到着。自販機あり

13:36 検査結果判明(番号がアナウンスされます。陽性の場合は以降のルートは別れるのかと…)

13:48 陰性であれば、入国審査&荷物受け取り

14:00 検疫所の周回バスで事前予約したホテル(羽田イン・帰国者用プラン)へ

検疫バスは団体バス用のエレベーター(京急乗り場の奥)を降りたら、待機しています。
ホテル名が書かれた案内書兼チケットをわたして乗車。

検疫所が用意した周回バスについて

Airport Limousine入国者専用バスについて

12時を過ぎての到着のため在留邦人用ワクチンを接種するのは翌日の予約になります。ワクチン接種の際、ホテルから空港へは公共交通機関の使用不可。自家用車などで移動します。

書類回収ブースはそれぞれ近いのですが、待機所から入国審査まではかなり歩きます。
各所でスタッフの方が案内をしてくださるので、指示に従えばOKです。いろいろ回るので歩きやすい靴の方が良いかと。

検疫各ブースの流れ

・陰性証明書確認&提出

 ↓
・健康カード確認(検査用の検体番号シールを貼るので最後まで大切に)

 ↓
・誓約書確認

 ↓
・抗原定量検査用の検体(唾液)採取

 ↓
・アプリのダウンロード、設定確認(HANEDA_FREE_WIFI利用可能)
 ※スマホを持っていない場合は、ここでレンタル?

 ↓
・誓約書のEメールアドレス確認、メール受信確認

 ↓
・誓約書回収

 ↓
(アプリ確認&誓約書回収の後、次のブースへ移動途中のトイレは使用可能)

 ↓
・質問表確認、検疫バス利用のための案内(チケット代わり)をもらう

アプリMySOS

アプリMySOSの画面

14日間の隔離期間中に使用します。

まず、待機場所へ到着したら、待機場所登録をタップして登録する。

(ホテル→自宅など途中で待機場所が変更になったら、再度、待機場所登録を行う)

その他、
・現在地報告(毎日通知が届いたら)
・健康状態報告(毎日11:00~14:00)
・AI自動ビデオ通話、オペレーターとのビデオ通話がかかってきたら応答する(都度対応)

7/31(待機0日目) 入国

8/1(待機1日目) 待機終了日表示なし

8/2(待機2日目) 待機終了日表示なし

  夜になっても待機終了日の表示がないため、入国者健康確認センターへメールで連絡。

入国後、2日経過しても「待機終了日」が表示されていない場合は、アプリ連携ができていない可能性があるためセンターに連絡するようにとのこと

8/3(待機3日目) 待機終了日表示、17時に有人の着信あり

  朝にメール返信がないので電話でも連絡(なかなか繋がらない。根気強く…)
  登録内容に間違いはなかったので、アプリをアンインストール→再度専用QRコードよりインストール。必要事項を入力してログイン後、しばらくすると待機終了日時の表示があり、アプリ連携完了。

8/4(待機4日目) 9時にAIの着信あり、現在地・健康状態報告の通知もあり

8/5(待機5日目) 15時にAIの着信あり、現在地・健康状態報告の通知もあり

8/6(待機6日目)以降 毎日AIからの着信、現在地・健康状態報告の通知あり

  着信の時間帯は15時から徐々に早くなっていきました。

  オペレーターからのビデオ通話着信は待機9日目あたりと待機終了日の前日にありました。

8/15(待機終了日の翌日) アプリ連携解除

  朝に「ご協力いただきまして、ありがとうございました。」の通知とともに、入国者健康確認センターとの連携は解除されました。入国者用ではない、通常Ver.のMySOSトップ画面に切り替わり、自主隔離終了です。

アプリMySOSの画面最終日

着信の場合、1分前くらいに通知が届きます。着信音はバイブレーションのみ?なので、スマホは常に肌身離さず持っておく方がよさそうです。MySOSから着信がある時間帯は人それぞれで、私の場合は5日目以降、15時から毎日1時間ずつ早くなっていきました。

一度着信をとれなかったので入国者健康確認センターへ折り返してみましたが、通常の電話で折り返しても現在地確認はできないため、アプリからの次の連絡まで待つようにとの自動アナウンスのみでした。同日2回目のAIからの着信はなさそうなので次の日まで待つ必要がありそうです。(AI着信のみお知らせが残ります)

入国者管理センターに質問したところ、
もしも現在地・健康報告の通知が来ない場合は、14時までに健康報告、15時までに1回と残り数回の現在地報告を毎日してほしいとのことでした。

≪参考≫

在イタリア日本大使館「イタリアにおける新型コロナウイルス感染関連情報」
イタリアから日本へ帰国される方向けの情報

在ミラノ日本領事館「北部イタリア地方における新型コロナウイルス感染関連情報

まとめ

2021年7月末に日本へ一時帰国した際のことをまとめました。空港では多くのスタッフの方が従事されており、とても丁寧にご対応いただけます。公共交通機関の使用不可、隔離期間の待機場所の事前手配など、いつもとは違うことも多くあります。ちなみに自主隔離期間中は一歩も外には出ませんでした。イタリアに渡った際はもっと厳しかったので全然平気です。(14日間の自宅待機&終了日にPCR検査)フォローアップは日本の方が細かいかな(笑)帰国に関して不安なことも多いと思いますが、この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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