Ciao！個人的に最近FlixBusでのハプニングが増えているので、まとめてみました。
困ったときは
FlixBusはヘルプやクレーム対応も充実しています。公式サイトからメールやチャットを通じて連絡することも可能ですが、返信に2週間ほど時間がかかる場合もあります。1週間たっても返信がない場合は、各種公式SNSを通じて連絡を取ると早めに返信が来ますよ。
例えば、決済が完了したのに予約票が届かない場合の連絡方法。
遅延
一般道や高速道路を利用するので、どうしても電車よりも遅延が発生してしまいますね。また、長距離線だと小さな遅れが積み重なって後半には大幅な遅れになることもあります。管理人がよく乗る路線はテルニ-ミュンヘンの国際線なのですが、復路のミュンヘンからやってくるバスに関しては、2時間ほどの遅れが頻繁に発生します。
バスのリアルモニタリング
自分が乗車するバスの運行状況は、Webや公式アプリを通じて、リアルタイムでモニタリングすることが可能です。
バスの現在地と残り距離やスピードで計算しているのでしょう。2時間以上の遅れと表示だと思っていたら、渋滞の解消や途中で巻き返し、最終的には30分ほどの遅れだったこともあります。ですので、既定の出発時間には出発地付近にいるようにしましょう。なお、山間部では通信が遮断されて状況が更新されないこともあります。
Web
https://global.flixbus.com/trackより、予約番号を入力してモニタリングが可能です。
Flixbus公式アプリ
出発当日のチケットの中に「旅のモニタリングをする(MONITRA IL TUO VIAGGIO)」というボタンをタップします。
乗車中のバス・路線に関しては緑色。まだ乗っていないバス・路線に関しては灰色で表示されます。
出発が2時間以上遅れた場合
EUのルールでは、交通機関の到着が2時間以上遅れた場合は一部チケット代の払い戻しを受ける権利があります。
FlixBusの場合においては、出発地で2時間以上遅れた場合に限り、「未使用のチケットに限り全額返金＆追加費用請求権」、または、「FlixBusの別便に無料で振替対応」となります。使用したチケットに関しては、何時間遅れようと払い戻しは行われないので注意が必要です。
※ヘルプには使用したチケットの旨は書いていないのですが、2023年10月に2時間以上遅れた際に問い合わせて確認しました。
急なキャンセル連絡
2024年5月、アッシジからアオスタへの往路出発2日前の夜に、ボローニャ-アオスタ間の便がキャンセルになったとメールとSMSで連絡が来ました。代替手段は、便変更or返金とのこと。
予約管理ページを確認すると、運よく、同日時発・同時刻着の経由地変更バージョンの代替案（変更料は無料）が提示され地ましたので、すぐにそちらに変更し事なきを得ました。なお、アッシジ-ボローニャ-アオスタ→アッシジ-フィレンツェ-ジェノヴァ-アオスタへの変更でした。
FlixBusはよく利用していましたが、初めての経験です。FlixBusも急なキャンセルがあり得ることは覚えておく必要がありそうです。
バス故障
2024年5月末、フィレンツェとジェノバ経由でアオスタへの道中のことでした。キャンセルに続いてトラブルです(笑)
7:35にアッシジから乗って、まさかの次の停留所であるペルージャのバスステーション(8:05着)で30人くらいの乗客全員がバスから降ろされました。理由はバスのテクニカルトラブルとのこと。運転手さんの話だと、事務所に連絡したので今後のスケジュールに関してはすぐにメールが来るとのことでしたが、待てども乗っていた路線番号のバスのこの後についての連絡はありません。アプリ内の表示がしれっと2時間遅れになり、それに伴って、予定されている他のバスに接続できないため、自動的にルートが変更されたというメール連絡のみ。乗客を置いて去って行ったバスが戻ってくるのかもわかりません。イタリア語のカスタマーサービスは月～金曜日だけらしく、ヘルプののチャット機能も使えず、余計混乱しました。後から知ったのですが、電話（英語）だったら土曜日でも連絡をとることが可能っぽいです。
もしも出発地点から動いていない場合は、すぐに後続のバスに振り替えられるのかもしれません。実際、ペルージャから乗ってきた人達は、すぐにアプリ上で次の後発バスのチケットに振り替えられて、出発して行きました。しかし、前の停留所から乗って出発地から離れてしまった場合は、たとえ途中で降ろされたとしても変更されないようです。ペルージャの前から乗っていた人達のアプリは元のバスナンバーのまま、到着予定時間のみが後ろ倒しに更新されていくだけです。
なお、乗り換えがある場合、接続するはずの後続のバスについては自動で新しい振り替えがどんどん行われるようですね。フィレンツェの出発時刻が、11:45ジェノヴァ行き→13:30ミラノ行きに変更になったとメールがきました。
アプリ内では乗っていた路線ナンバーのバスが遅延を含めてフィレンツェに10:00着→12:00着予定と表示されて続けており、計算上は10:00にはペルージャ出発しなければフィレンツェでの接続に間に合いません。しかし、10:00を過ぎても当初の路線ナンバーのバスは戻って来ず、アプリの乗るべきバスも依然として変更無し。リアルタイム追跡も動いていません。結局、10:40に戻ってきた同じ路線番号のバス(同じ運転手さんでした)に乗り、ペルージャを出発しました。
最初はメールで今後の連絡がくるとの話でしたが、故障の後、遅れが2時間との予想がアプリに表示され、結果間に合わなくなった接続バスが自動的に振り替えられたのみでした。なお、「前のFlixBusの遅れが原因で接続に間に合わない場合、会社は最終目的地までの移動を保証する」との記載がヘルプにあります。
一度乗ってしまった場合、時間に余裕があり、そのまま待てるようならひたすら待っていればOKだと思います。時間がなければ、電車に切り替え、FlixBus側の不備を理由に返金&電車代賠償して貰えるかもしれません。
今回は、高速道路の途中ではなく、都市のバスステーションだったため、まだ運が良かったと思います。
今回の管理人の失敗談としては、置いてけぼりにされた後、焦って他のバスのチケットを購入してしまったことです。10:10を過ぎても元のバスが戻ってこないため、変更後の13:30フィレンツェ発の接続バスに間に合うように先走ってペルージャ10:25発・フィレンツェ12:40着の他のFlixBusの席を30ユーロで購入してしまいました。しかし、実は同じ都市でも停まる停留所が離れており、降ろされた場所からの移動が間に合わず、結局購入したバスを逃してしまう結果に。なお、電車だと後続バスに間に合いません。
この分は間違って購入してしまったとして、すぐに返金依頼を行いました。故障後に連絡がして来なかったのが悪いとして戦う所存でしたが、珍しくカスタマーセンターからすぐに連絡があり、どのような理由であれ、次に購入したバスは予定どおり到着&出発し、乗れなかったのは乗客の責任であるとし、キャンセル料50%を引いた15ユーロしか返金されませんでした。もちろん、置き去りにした後のFlixBus側のコミュニケーション不足に関するクレームは強く伝えています。
最終的には、当初の予定時刻から3時間遅れの23:00には最終目的地アオスタに着きましたが、2日前のバスキャンセルに引き続き、出発して比較的早めの段階での故障と、安かろう悪かろうの結果となったのは非常に残念です。他の乗客も、このようなリスクは元々覚悟の上でしたので、遅延に関しては特に問題にしてはいませんが、連絡が全くないことに関しては憤っていました。皆さん予定がありますもんね。
次々と訪れる同じ停留所に停まる後発のバスにもチケットが違うと乗ることができず、このまま待っていればいいのか、結局キャンセルで電車に乗り換えた方がいいのかの連絡もなく、ただただ時間が過ぎていくことに他の乗客も苛立ちを隠せませんでした。代わりのバスが向かっていると連絡がひとつでもあれば、良かったのでしょうが…
元々のチケットはアオスタまで36ユーロ。無駄に購入して返ってこない15ユーロを含めても51ユーロでイタリアの半分の地域を移動できたので、まあ安いと思って今回は納得することにしました(笑)電車だと、69ユーロ～110ユーロですしね。
最善の対応策としては、時間があるのであれば、カスタマーセンターから代替手段が提示され、それに納得できない場合を除いて、追加でチケットを購入するよりは、代替のバスを待っていた方が良いでしょう。
電車利用時でも同様ですが、FlixBusを利用する際も、このようなことはあり得るということを踏まえて利用した方が良いでしょう。
今回の旅行では、1日目は丸々移動日だったため、日程的には大きな影響がなく、助かりました。元々20:00着予定だったので、夕食をどこに食べに行こうかなと思っていた程度ですね。無駄に出費してしまった分はアオスタ到着後の夕食カットで帳尻を合わせたいと思います。最終的にはイタリアあるあるだなという感想なあたりイタリアに染まってきたと思う今日このごろです(笑)
まとめ
今回は、管理人が遭遇したFlixBusでのトラブルとその対応策を解説しました。今までに10回以上利用していますが、最近は遅延やトラブルが増えているように思えます。多くは、時間通りなんですけどね…安くて、ヨーロッパ各地を結んでいるのでとても便利ですが、リスクがあることは電車と同じです。急いでいる場合や予定が詰まっている場合は、比較的時間通りの運行が期待できるフレッチャロッサなど高速鉄道をおすすめします。
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