
Ciao!今回は、ローマの南にあるエウル地区についてご紹介します。
EUR地区とは


ローマの南側にローマ中心地からは想像できないような風変わりなエリアがあります。第二次世界大戦勃発のために中止となった幻のローマ万博の情報発信地として建設された区画でムッソリーニのファシズム時代に造られました。イタリア合理主義的な建築が立ち並ぶ閑静なエリアは、平日は大手銀行や省庁ある官庁街です。ローマ万博(Esposizione Universale di Roma)の頭文字をとって通称エウル(EUR)地区と呼ばれています。
人口の湖を有する中央公園や興味深い博物館がいくつかあり、休日には家族連れでにぎわいます。
エウル地区のみどころ
イタリア文明宮(Palazzo della Civiltà Italiana)

エウル地区のシンボル的な建築物ですね。「四角いコロッセオ」と呼ばれています。1920~40年代に盛んだったイタリア合理主義建築の代表例のひとつとしても良く知られています。
基本的に内部は博物館や展示場として使われていますが、2013年~2028年まではファッションブランドのFENDIに貸し出され、本社が置かれています。
サンティ・ピエトロ・エ・パオロ教会(Basilica dei Santi Pietro e Paolo)

1966年完成した高台にある美しいクーポラを持つ教会です。古典主義と新古典主義を融合したような記念建造物的なモニュメンタリズムの代表作として知られています。
文明博物館(Museo della Civiltà)

科学館(Palazzo delle scienze)と 大衆芸術・伝統館(Palazzo delle arti e tradizioni popolari)の2館で構成された博物館です。世界各地の伝統芸能・民族史関連のコレクションが豊富に収蔵・展示されています。
バルーン・ミュージアム(Balloon Museum)

2021年にできた新しい体験型ミュージアム。ローマをはじめ、ヨーロッパ各地やアメリカの各都市に展開しています。特に子どもたちに大人気の施設です。
中央公園



都会のオアシスといった様の緑あふれる比較的規模が大きい公園。中央にラゲット(Lagetto/小さな湖の意)と呼ばれる人口の湖が中央にあります。スワンボートなどの貸し出しもあり、休日には多くの市民でにぎわいます。ここは日本の公園とも少し似ていますね。
桜の名所・日本の散歩道




中央公園の湖の周りには「日本の散歩道(Passeggiata del Giappone)」があり、日本の桜の名所として知られています。
この桜は1959年に両国の友好の証として東京から贈られました。また、桜の木が古くなってきたため、2019年にも何本か追加で植樹されています。イタリアでも桜の下でのピクニックはHanami(花見)と呼ばれて親しまれています。
2025年は暖かい日が続いたので3月23日に行ってみましたが、9分咲きから満開といった感じでした。この日も大勢の人々がHanamiを楽しんでいましたよ。
エウル地区への行き方
公共交通機関でお越しの方
地下鉄:青色のメトロB線方面EUR Fermi駅またはEUR Palasport駅下車。ローマ・テルミニ駅から約25分。
バス:714番線などでローマ・テルミニ駅から約45分。
車でお越しの場合
ローマ・テルミニ駅から約20分(11km)
まとめ
今回は3月末に行ってきたEURについて解説しました。比較的新しいエリアですが、ファシズム時代の遺産としてイタリア合理主義建築の数々が立ち並びます。古代ローマとは全くイメージできないたたずまいで面白いですよ。また、イタリアにおける桜の名所としても知られており、春の見ごろに季節にゆったりとお散歩するのもオススメです。
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