
Ciao!先日、アッピア旧街道を歩いてきたのでレポートします。
アッピア街道とは



アッピア街道(Via Appia)とは、古代ローマ時代に造られた主要様な街道(ローマ街道)のひとつ。ローマからブリンディジまでを結ぶ街道です。1784年に新しいアッピア街道が作られたことから、古代からの道をアッピア旧街道(Via Appia Antica)と呼ぶようになりました。ローマ近郊では、ローマ市街を分ける城壁・サン・セバスティアーノ門~チャンピーノ空港付近までのあたりがアッピア旧街道国立公園として整備されています。
2024年に新しく登録されたイタリアの世界遺産でもあります。
ローマ近くの主要部分は約16km。主要な見どころは、インフォメーションセンターから約8km区間にありますよ。
ちなみに、途中からは住民以外の車両の通行は禁止されている歩行者天国。
きれいなトイレやドリンクの自販機などは博物館内などにあります。
飲むことが水道は街道沿いに2~3か所ほど。レストランはヴィッラ・カーポ・ディ・ボーヴェあたりまでしかないので要注意ですね。
アッピア旧街道の見どころ
サン・セバスティアーノ門(Porta San Sebastiano)






ローマ市内を守るアウレリアヌス城壁に造られた門。現在は無料で見学できる城壁博物館となっています。
すぐそばには近くのカラカラ浴場に水を供給するアントニヌス水道を支えたアルコ・ディ・ドゥルーゾがあります。
マイル標石

サン・セバスティアーノ門から約120m進んだところの右側にある。見逃さないように要注意。
ドミネ・クォ・ヴァディス教会(Chiesa del Domine quo vadis)



聖ペトロが、ローマでの迫害から逃れようとした時に、イエスと会ったとされている場所に立つ教会。イエスの足跡とされるレリーフのコピーがあります。
名前の由来は聖ペテロがイエスに尋ねた有名な言葉「Domine, quo vadis?”(主よ、どこへ行かれるのですか?)」
サン・カッリストのカタコンベ(Catacombe di San Callisto)



音楽の聖人である聖女セシリア(チェチーリア)が最初に葬られていたカタコンベ。聖チェチーリアのお墓の場所にはステファノ・マデルノ作『聖セシリアの殉教』の彫刻のレプリカがあります。(オリジナルはサンタ・チェチリア・イン・トラステヴェレ教会)
そのほか、色鮮やかな5世紀のフレスコやモザイクも一部残っていて必見です。
約1時間の地下ガイドツアー。残念ながら写真・ビデオ撮影は厳禁。
日本語の解説もあるとの情報もあり。
サン・セバスティアーノ・フオーリ・レ・ムーラ聖堂(Basilica di San Sebastiano fuori le mura)






聖セバスティアーノ(聖セバスティアヌス)を祀る聖堂。聖セバスティアーノは古代ローマ時代の殉教者で、絵画などでは柱に縛られて弓矢でいられている姿で描かれています。現在彼の墓所はこちらにあります。
また、晩年期の本物と言われているベルニーニの彫刻『Salvatore』があります。
その他、あまり注目されませんが、一度もこの場世から移動されたことがないという木製の十字架も必見です
サン・セバスティアーノのカタコンベ(Catacombe di San Sebastiano)

サン・セバスティアーノ・フオーリ・レ・ムーラ聖堂の地下にあるカタコンベ。かつて聖セバスティアヌスもこのカタコンベにある礼拝堂内に安置されていました。
約30分の地下ツアーです。写真・ビデオ撮影は厳禁。
日本語の解説もあるとの情報もあり。
マクセンティウスのヴィッラ/ロムルスの廟(Villa di Massenzio/Mausoleo di Romolo)





円形の建物がローマを建国したロムルスの廟と伝えられています。
チェチーリア・メテッラの墓(Mausoleo di Cecilia Metella)


マルクス・リキニウス・クラッススの妻であったチェチーラ・メテッラの墓。特徴的な円柱形をしています。
クインティーリ荘(Villa dei Quintili)









インフォメーションセンターから約6km地点のあるかつての邸宅跡。
カサール・ロトンド(Casal Rotondo)

カサール・ロトンドはインフォメーションセンターから約8km地点。
徒歩ならこの辺りで引き返すのことをおすすめします。
まとめ
現在住んでいる家から比較的近いと判明したので、気軽に歩いてみましたが結構大変ですね(笑) サン・セバスティアーノ門→クインティーリ荘のルートの場合は、事前に入念な計画をする必要性・見切りをつけるタイミングなど慣れていないと大変だという印象です。
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