【社会人留学】イタリアに1年間、語学留学した時の経験

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Ciao! 「イタリア 留学 社会人」のキーワードでこのサイトに訪れてくださっている方も多いようですので、今回は語学留学した時の経験について書きたいと思います。
大学留学に関しては、こちらの記事をご覧ください。

目次
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留学経験

2014年11月~2015年10月の1年間。
私立の語学学校「スクオラ・レオナルド・ダ・ヴィンチ(Scuola Leonardo da Vinci)」 シエナ校&フィレンツェ校。
長期イタリア語+インターンシップコース
※シエナ校は現在閉校。

  • 語学を徹底的に学ぶために、人数の少ないシエナ校(5ヶ月)
  • インターンシップのためにフィレンツェ校(7ヶ月)

会社を辞めて行くのだから語学だけではもったいないと思い、無給ですが、インターンシップ3ヶ月(その後、アルバイトでトータル5ヶ月ほど働きました)があるコースを選びました。

Scuola Leonardo da Vinci(日本語対応の窓口もあります)
https://www.scuolaleonardo.com/jp/

留学前のイタリア語学習経験は?

約1年(独学+イタリア文化会館東京の語学学校A1クラス終了)

語学学校について

生徒の年齢層は?

夏季などになると長期休暇を利用した10代の学生が増えますが、基本的に年齢層は幅広い(やや高め)です。最高で90歳代の方もいらっしゃいました。アメリカやボルツァーノ(Bolzano/イタリアの中にあるドイツ語圏)から語学研修として学生グループが来ている時期もありました。

1クラスの人数は?

シエナだと最大でも7人くらいでした。フィレンツェだと多くて15人くらいです。
季節による変動が大きい&上級クラスになるほど少ないです。

初日のクラス分けは?

入学初日に簡単なクラス分けテスト(文法と会話)があります。長期留学の場合、半年くらいで上級レベルまで進んでしまうため、レベルは一番下の初心者クラスから始める場合が多いです。

授業中

授業は、講義型ではなく会話中心の参加型の授業でした。午前中の9時~12時15分(途中15分休憩)

比較的大きな学校の初級クラスでは大勢に向けて英語で単語の意味を説明することもありますが、レベルが上がるにつれてイタリア語のみでの授業になります。

簡単な進級試験もあります。しかし、落第している人はいませんでした(笑)また、学校内でCILSやCELIなどの公的な語学試験を受けることも可能です。

休み時間はクラスメイトと近くのバールへ行ったり、学校内のカフェの販売機(50セント~80セント)でエスプレッソを飲みながら休憩したりしました。

授業以外のレクリエーション

語学のみコースの場合、午後は基本的にフリーでしたが、様々なイベントが用意されていました。2週間に1回の月曜日、ウェルカムデーには街歩きがあり、その他の曜日には無料や有料の文化講座、映画鑑賞会やオリーブオイル・ワインテイスティング、アペリティーヴォなどがあります。語学だけではなく、イタリアの文化面にも触れることが可能です。Pasqua(イースター)やNatale(クリスマス)に関連したイベントもあります。

シエナ校では、週末には半日~1日かけての日帰り旅行があり、車がないと行けないような近隣の村々へも行くことができました。(費用は45ユーロ~100ユーロくらい)

インターンシップ

当時は、すでに就業経験があるものについてインターンシップをする形でした。私も経験のある分野を1日体験しましたが、今後仕事として続けるつもりはなかったので、自力で別のインターンシップ先(未経験)を探してきました。旅行会社で現地ツアーに参加する日本人観光客のアシスタント業務です。結果、現在の大学留学の分野につながっています。
もしも、キャリアを変えてインターンシップをしたいという方、観光業は未経験でも可能性はあるかと思います。

どうやって学校を探したの?

イタリア留学フェアに行ったり、いくつか留学エージェントに連絡を取って話を聞いたりしました。各語学学校やエージェントごとに得意分野(語学だけでなく、料理、デザイン、バッグ、靴、ジュエリー、彫金、革製品、絵画、オペラなど)がありますので、複数に連絡を取って相談してみるとよいでしょう。基本的に気軽に無料で相談できるところばかりです。
イタリア留学フェアへは留学の1年前、実際にエージェントに連絡を取るなどは留学の7か月ほど前から行動していました。
学生ビザを取得するためには、留学する学校はイタリア政府認定校である必要があります。

また近年、ビザ取得要件が厳しくなり、以前にはなかった大使館/領事館での面接や自己紹介を含む留学理由を説明する作文が必要になったとの情報があります。対策のためにも専門エージェントで一度、話を聞くことをおすすめします。

イタリア留学フェアは、毎年11月頃に東京のイタリア文化会館で開催されます。大学や美術・音楽院のほか、専門学校や認定語学学校の担当者が来日するイベントです。入場料や参加費は無料。予約も必要ありません。各学校のブースでは日本語の通訳さんがついていることもあるので、英語やイタリア語がまだ不安な方でも踏み込んだ質問をすることも可能ですよ。留学経験者に話を聞けたり、留学説明会が行われたりするので、東京近郊にお住まいの方は一度行ってみることをおすすめします。

2023年は、11月11日~12日にイタリア文化会館 東京にて開催されます。

詳しくは、studyinitaly.jpの「イタリア留学フェア」ページ
https://fair.studyinitaly.jp/

最終的にお世話になったのは、アドマーニさんです。経験も豊富な方ばかりで親身にアドバイスしてくださいました。最終的に語学学校や海外保険への申し込みなどまとめてお願いしました。

滞在先は?

最初はイタリア人の生活と文化を体験してみたかったので、クリスマスシーズンを含んだ3か月のホームステイ。(朝・夕食付)日本人を多く受け入れているご家庭でしたが、あまり家庭的なイベントはしないビジネスライク的な滞在となりました。
その後、生活費節約のために自力でシェアハウスを探しました。途中、シェアハウス入居までの1週間は語学学校のレジデンスにも滞在しました。

個人的には、語学学校のレジデンスが一番楽しかったです。1週間単位で入居メンバーが変わる場合もありますが、各出身地の料理をふるまうなど国際交流の場となりました。

学生ビザ申請時に家主の受け入れ承諾書や賃貸契約書が必要となるため、はじめの数週間だけでも学校経由でのホームステイや学校のレジデンスに入居することをおすすめします。

どうしてもお風呂にゆっくり浸かりたくなった時

イタリアの家庭では、バスタブがあったとしてもゆっくりお風呂に浸かる習慣はありません。また、光熱費が高騰している今、日本と同じように毎日のシャワーや長時間のバスルーム使用も嫌われる行動ですので注意しましょう。どうしてもお風呂にゆっくり浸かりたくて仕方がないとき、周りの目を気にせず長時間シャワーを浴びたいときは、1泊だけホテルに泊まる、旅行ついでにバスタブのある部屋を選択するなどしましょう。

費用について

1年で合計300万円越えくらい。(往復航空券なども含む)

1杯当たりは安いとはいえ、毎日のカフェ代がちり積もってそれなりの金額となります。留学中だけと思って、交際費などは気にしない方が語学力上達への近道でしょう。その他、友人たちとのアペリティーヴォや小旅行の費用も結構かかります。
シェアハウス(光熱費込み)を探す、できるだけ自炊するなどである程度の節約は可能です。

語学は上達する?

外に出て遊びまわっている人ほど、会話力が上達していました(笑)私は費用を気にしてあまり外出しなかったため、毎日会話をしていたインターンシップ期間に爆発的に会話力が伸びました。外出を控えることで確かに費用は節約できますが、会話に関して上達は見込めません。積極的にに外に出ることをおすすめします!

生活面で困ったときやいざという時に助け合えるので、日本人がまわりに多少はいた方がありがたいのですが、普段はなるべく日本語ばかりで会話しないように注意しましょう。

アルバイトも語学上達に役立ちます。ただし、語学・学生ビザで許可されている労働時間は週20時間までです。

留学後について

管理人の場合は、語学留学を通して、またイタリアに戻りたいという願いが強くなりました。
語学学校を延長しながら、現地で滞在を延ばす手段もありましたが、イタリアで働きたいのなら日本の大学を卒業していた方がいいと聞き、日本へ帰国することにしました。

帰国後すぐにCILSのB2を受験しました。B2の合格証を持っていると、イタリアの大学に入学する際に語学試験が免除になるため、一つの基準となるレベルだからです。結果は、ヒアリングと会話は高得点、その他はちょうど合格基準点での合格でした(笑)

また、大学卒の資格を取るために学費が安い放送大学教養学部に入学し、契約社員などで働きながら、4年で卒業しました。

放送大学卒業後すぐの2020年、コロナ渦ではありましたが、イタリアのペルージャ大学経済学部観光経済学科に入学しました。大学に進学した理由は、イタリアの大学を卒業すると、関連している分野での就職に限り、Decreto flussiを待たずに労働用滞在許可証を取得できるためです。また、コロナの影響で経済が一時的にストップし、数年間に渡り日本でも仕事が少なくなることが予想されたため、今後働きたい観光業界でのスキルと知識を学ぶのに絶好のチャンスだと思いました。

現在大学3年、最終学年に在籍しています。

語学ビザについて(2023年5月現在)

あくまで噂程度(Twitterで流れてきた話)ですが…

2023年に入り、東京のイタリア大使館で3か月以上の語学留学ビザ発給が非常に厳しくなっている状況があるようです。移民対策や語学学校に行かずに働いたりといった不法就労対策の一環とのこと。私学の一般的な語学学校ではほぼ発給されない、外国人大学や大学付属の語学コースなら今のところ大丈夫、日本でのイタリア語学学校の成績表や終了証が必要など、情報が錯綜しています。

語学の長期留学ビザを希望する場合は、なるべく早めに詳しい最新情報を手に入れるようにしましょう。

まとめ

今回は管理人の語学留学経験について書きました。スペイン語圏の人は初日からペラペラだったのを覚えています。イタリア語と単語が似ているので、意味が想像できて話しやすいのだそうです。逆によくスペイン語とイタリア語が混じってイタニョーロ(italiano+spagnolo)を話していると先生に言われていましたが(笑)
社会人でも思い切って留学してみると案外楽しく、世界が広がった気がします。ぜひ皆さんも体験してみませんか?

↓プライベートで相談してみたい方はココナラで承っております。

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