Ciao!今回はイタリアから国際宅配便でクリスマスプレゼントの小包を贈った時のことをご紹介します。2023年1月3日アッシジから発送して2023年1月9日に日本の埼玉県に到着しました。
前回の郵便局から送った時のことは、こちらからご覧ください。
Kipointとは?
Poste Italianeグループが運営する国内・国際配送、梱包サービスです。Poste Italianeグループですが、公共サービスの国際郵便ではなく、民間の国際宅配便という扱いになります。実際、Poste Italiane以外の複数の運送業者(FedExなど)が運送を担当しています。どちらかというとビジネス向けのフリーランサーや中小企業が対象ですが、個人での利用も可能です。
主要駅の中で荷物保管サービスも行っているので、見たことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?梱包材も取り扱っていますし、発送準備のための利用にも便利です。
今回送ったもの
24×19×10cmの小包、梱包材も含めて合計0.54kg
中身は、ハーブティー、ハンドクリーム、リップクリーム、小さなパネットーネ×2
発送準備
まずは箱の調達ですが、文具店に良いものがなかったのでKipointの店舗で小箱(2ユーロ)を購入しました。プレゼントにも最適な青と黄色のシンプルで素敵なデザインです。品物とクッション材を詰めて、付属のシールで封印します。
念のため、箱の側面に宛先と送り主を英語で記入。側面の開いているスペースには、宛先の日本語表記と国名JAPANも記入しました。
また、関税対策にわかりやすく『Personal Gift』と箱にも書いておくほうが良いでしょう。
発送方法は?
Kipointの店舗に直接持ち込みます。
プランや指定する国際運送業者によって違いますが、今回提示されたのは、
- スタンダードプラン:通関の期間を除き、お届け日数5~7営業日で30,8ユーロ
- エクスプレスプラン:通関の期間を除き、お届け日数2~3営業日で81ユーロ
20ユーロにも満たないプレゼントに80ユーロは高かったので、スタンダードプランを選択。
運送会社は、LOGISTICS s.r.lとのこと。アッシジにある運送会社のようです。
必要書類は?
- パスポート
- Codice fiscale(持っている場合のみ)
以下は、発送書類・税関告知書を作成するのに必要な情報です。紙などに書いて持っていくと良いでしょう。
必要な情報の種類は郵便局のmoduloCN23、品名の英語訳は日本郵便のサイトと参考にすると便利です。
- 受取人の住所・氏名・電話番号
- 差出人の住所・氏名・電話番号・メールアドレス
- 目的
- プレゼント(Personal Gift)と強調しておくこと。
- ビジネス向けの会社なので、個人利用とはっきり表明しましょう。
- 各内容物の品名・個数・重さ・時価
- 例)Tea (Scatola tè) ×1、0.05kg、€7など
また、クレジットカード情報を提示しておくことで、関税が発生した場合に受取人ではなく、差出人が支払う元払いにすることもできるようです。
追跡はできる?
店舗に持ち込んだ翌日、追跡番号が書かれたメールが届きました。
今回はFedExが日本までの国際輸送を担当するようです。FedEx正規料金よりもかなり安いので、混載する形での輸送のようですね。
実際の輸送履歴
プラン:FedEx International Economy
配達予定日:1月11日18:00(平日配送)
1月3日(火)
13:00 Kipointの店舗へ持ち込み
1月4日(水)
04:57 ラベルが作成され、FedExに貨物情報が送信
≪12:30 追跡番号がLOGISTICS s.r.lよりメールで届く≫
17:26 FedExが貨物を集荷
19:05 国際輸送許可-輸出
1月5日(木)
01:46 イタリア国内のFedExハブLONATE POZZOLOに到着(ミラノ・マルペンサ空港付近)
07:57 国際輸送許可-輸出
02:00 輸送中/処理中(イタリアからフランスへ)
18:08 フランスのFedExハブROISSY CHARLES DE GAULLE CEDEXに到着(パリ=シャルル・ド・ゴール空港)
21:17 輸送中/処理中
1月6日(金)
03:42 輸送中/処理中
04:44 フランスのFedExハブを出発
21:14 輸送中/処理中(インドを経由)
1月7日(土)
04:26 中国広州市のFedExハブに到着
06:51 輸送中/処理中
1月8日(日)
04:56 輸送中/処理中
05:00 中国広州市のFedExハブを出発
≪日本到着≫
09:21 仕向地の仕訳施設(成田市)
15:26 輸送中/処理中-通関中(東京-江東区)
15:54 国際輸送許可-輸入
16:06 最終的な配達を行う認可済み業者に委託(東京-江東区)
1月9日(月・祝)
12:16 不在のため、持ち帰り
19:29 配達完了
※時間は各地の現地時間です。
日本国内で最終的な配達を行う認可済み業者に委託された後の詳細は追跡できませんでしたが、FedExの追跡管理で不在の場合や配達完了のお知らせ配信&確認は可能でした。土日祝日にも動きがあり、予定よりも早く到着しました。通常は土日祝日の配達はないのですが、運よく委託先の配達業者が日本郵便(ゆうパック)で、祝日でも配達してくださったようです。
関税について
個人間でする贈り物に関しては関税がかからないことが多いのですが、注意が必要です。
日本の場合、課税価格が1万円を超えると関税の支払い対象になってしまいます。個人利用やプレゼント目的であるという最終判断は到着国の税関職員の手にゆだねられていますので、レシートなど商取引がわかるものはくれぐれも入れないようにしましょう。
いずれにせよ、各書類に記載するプレゼントの価格は合計1万円程度に抑えておくと安心です。
最近、特にイタリア到着分について予想外の関税支払いが発生していると聞きます。個人であっても輸入関税が非常に厳しくなっているようです。
まとめ
今回はクリスマスシーズンを外して、年明けの1月3日に発送しましたが、郵便局から送った昨年の2週間より早い約1週間で届く結果となりました。郵便局より送料は高くなります。しかし、Kipointは大手国際宅配便よりも安く、郵便局と比べて早く届く&細かく追跡できるという安心感がありました。送料計算だけでも対応してもらえますので、一度Kipointへ持ち込んでみて予算に見合わなければ、郵便局から発送しても良いかと思います。
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