Ciao!今回は2021年9月初めにアリタリア航空で羽田空港からイタリアへ入国した時のことをまとめました。
入国時の必要書類
(2021年9月5日現在)
・COVID-19グリーン証明書のいずれか一つを提示
a) 日本のワクチンパスポート(海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書)
b) イタリア入国前48時間以内のPCR検査又は抗原検査による陰性証明書
c) 新型コロナウイルス感染症から治癒した証明書
・イタリア入国前72時間以内のPCR検査又は抗原検査による陰性証明書
・デジタルフォーマットのPassenger Locator Formへの入力
COVID-19グリーン証明書として陰性証明書を使用する場合は、入国48時間前となるので注意!
出発前(日本国内)の流れ
9/4 11:00 PCR検査(入国40時間30分前/入国72時間前)
15:00 検査結果受け取り
9/5 11:30 搭乗手続き開始(14:30出発)
・日本のワクチンパスポート確認
・イタリア入国前72時間以内の陰性証明書確認
・Passenger Locator FormのQRコード確認
・不繊布のマスク4枚以上持っているか確認
PCR検査
・入国前72時間とはイタリア入国の空港の到着予定時刻から起算。
結果までに時間がかかる場合もあるので出発の24時間以上前、羽田空港近くで受けることにしました。
・検査クリニックは銀座にある「銀座みやこクリニック」にお願いしました。
鼻咽頭ぬぐい液で、英文陰性証明書付き。
午前中の来院で当日15時に、14時までの来院で当日17時に検査結果が出ます。
費用は22,000円(税込)でした。クレジットカードまたは現金にて支払いできます。
・海外渡航前PCR検査を予約フォームから問い合わせて、すぐにお返事いただけました。
当日の検査も来院してから6分ほどで終了し、非常にスムーズです。
入国72時間前の計算
・イタリア到着予定時刻:2021/09/05 20:30(イタリア夏時間)→2021/09/06 03:30(日本時間)
サマータイム中は7時間、通常期は8時間の時差になります。
・入国72時間前:日本時間2021/09/03 03:30以降にPCR検査を受ける必要あり
EU Digital Passenger Locator Form (dPLF)(居所情報に関するデジタルフォーマット)
イタリア入国前に(EU圏内を旅行する場合においても)入力する必要があるフォーマットです。
イタリア入国の際に使用する交通手段の他、滞在先住所などを入力します。
※技術的な問題がある場合は従来の紙での提出も認められているそうです。
URL:https://app.euplf.eu/#/
・イタリア語、英語のほかEU各国の言語が使用可能
①アカウント作成(メールとパスワード)
②ログイン後、必要事項を入力
③メールでQRコードが送られてくるのでそれを提示するか、メール内にあるURLよりPDFをダウンロードし印刷する
機内~到着後の流れ
20:15 ローマフィウミチーノ空港着陸
20:30 降機
21:15 パスポートコントロール
・パスポート
・滞在許可証、滞在許可証更新中の受領証
・ワクチンパスポート
・陰性証明書
・dPLF(紙の場合はここで回収)
を提示して入国
今回は、日本からイタリアへの直行便かつワクチン接種15日目以降&陰性証明書提示で自主隔離なしのため、そのままレオナルドエクスプレスでローマ・テルミニ駅へ移動。
※自主隔離&入国14日以内の公共交通機関使用不可が必須だった2020年11月に入国した際はTiber Limo(テヴェレ・リモ)さんにフィウミチーノ空港からペルージャまでの送迎をお願いしました。
日本における海外渡航用PCR検査機関
厚生労働省と経済産業省が運営するセンターで、TeCOT(Testing Center for Overseas Travelers/海外渡航者新型コロナウイルス検査センター)があります。
HP:https://www.meti.go.jp/policy/investment/tecot/top.html
留学などビジネス目的以外でも利用可能とのこと。
新型コロナウイルス感染症の検査が可能な医療機関を検索・比較・スムーズにオンライン予約ができるサービスが無償で提供されています。
新型コロナウイルス検査証明機関登録名簿の提供あり。こちらのリストで調べて直接問い合わせても良いかと思います。
在イタリア大使館からの8月31日付メールの「イタリア保険省の渡航者用説明(Covid-19 – Viaggiatori)」について
保健省は、本命令の同措置に関連した渡航者用説明(Covid-19 – Viaggiatori)を同省ホームページ(*)に掲載しており、その抄訳は以下のとおりです。 (*)https://www.salute.gov.it/portale/nuovocoronavirus/dettaglioContenutiNuovoCoronavirus.jsp?lingua=italiano&id=5411&area=nuovoCoronavirus&menu=vuoto&tab=6
在イタリア大使館からの8月31日付のメール「イタリア保険証の渡航者用説明(Covid-19 – Viaggiatori)」より
(抄訳)日本、米国、カナダ、イスラエルからのイタリア入国に関する要件
イタリア入国前14日間に日本、米国、カナダ、イスラエルに滞在又は乗り換えをした全ての人に対して、(イタリアの)法令は、イタリアへの入国にあたり以下を義務としています(大使館注:その義務を履行すればイタリア入国後の自己隔離は免除。)。
■出発国の保健当局が発行した以下(1)及び(2)を、紙又はデジタル形式で、同時に提示すること。
(1)所定の新型コロナウイルスワクチンの接種サイクル完了から少なくとも14日以上経過していることが確認されるワクチン接種証明書、又は、スワブ検査で最初に陽性となった日から180日間有効である治癒証明書
(2)イタリア入国前72時間以内に実施されたスワブ検体による分子検査又は抗原検査の陰性結果。6歳未満の幼児は出国前のスワブ検査実施を免除される。
■イタリア入国前にPassenger Locator Form(居所情報に関するデジタルフォーム)に入力すること。このフォームは、航空会社に提出される自己宣言書に代わるもの。
保健当局が発行した陰性証明?日本政府発行の陰性証明があるのかな?と思い、在イタリア日本国大使館領事班へ問い合わせてみました。回答は、以下の通り、
確かにHPの記載ではそのようになっておりますが,「保健当局」の解釈について,以前イタリア側に確認したところ,民間の医療機関であっても合法的に検査が行われているのであれば認められ得るとのことでした。
イタリア入国に際しては特に指定のフォーマットはございません。よろしくお願いいたします。
在イタリア日本国大使館 領事班
住所:VIA QUINTINO SELLA 60, 00187 ROME, ITALY
電話: (+39) 06-487991 FAX: (+39) 06-42014998
とのことなので、陰性証明書は民間の医療機関発行のものでOKだそうです。
入国時のランダム抗原検査orPCR検査(2021年12月25日追記)
12月24日付で入国時にランダムで抗原検査orPCR検査が実施されると発表されました。
結果が陽性の場合、必要な場合は指定滞在施設で10日間の自己隔離(費用は自己負担)です。
≪参考≫
在イタリア日本大使館「イタリアにおける新型コロナウイルス感染関連情報」
2021年8月28日保健省命令(抄訳)
https://www.it.emb-japan.go.jp/itpr_ja/covid_19_20210828OMS.html
まとめ
2021年9月初めにイタリアへ戻った時のことをまとめました。頻繁に入国条件が変わるので、随時チェックしておくことが大切です。ワクチンパスポートのみで入国するつもりでしたが、念のためPCR検査もあらかじめ予約しておいてよかったです。出発5日前に陰性証明書が必須となりました…
日本でのPCR検査は高額ですし、日本帰国後の自主隔離やイタリア国内でのグリーンパス問題など、観光目的ではまだまだ気軽に往復はできません。それでもイタリアへお越しになる方へ少しでも参考になれば幸いです。
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