【トレニタリア(Trenitalia)】券売機での電車の切符購入方法

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Ciao!今回は、券売機を使った電車の切符購入方法について解説します。また、バスの切符打刻方法とストライキについても説明します。レンタカーなしでの旅行には電車移動が必須。窓口に行かなくても、切符は駅の券売機で簡単に購入できますよ。

目次
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列車の種類と略称

  • 州間列車(Treni regionali)
    • 普通 レッジョナーレ(Regionale)【REG/R】
    • 急行 レッジョナーレ ヴェローチェ(Regionale veloce)【RV】
  • 長距離列車(Treni a lunga percorrenza)
    • 高速鉄道 フレッチャロッサ(Frecciarossa)【FR】
    • 高速鉄道 フレッチャアルジェント(Frecciargento)【FA】
    • 高速鉄道 フレッチャビアンカ(Frecciabianca) 【FB】
    • 特急 インターシティ(InterCity)【IC】
    • 夜行特急 インターシティ・ノッテ(InterCity Notte)【ICN】
    • 特急 ユーロシティ(Eurocity)【EC】

Treni regionaliはいわゆる在来線ですので、基本的に座席指定なし&早期予約割引なしです。
一方、長距離列車はいわゆる新幹線などの特急列車。通常、座席指定制&早期予約割引ありです。

券売機での購入方法

券売機での購入中、スリや不審者にはくれぐれも注意しましょう!

STEP
言語を選択

まず、下部にある国旗のマークから使用したい言語を選択します。

次に、スリに注意するようにアナウンスが流れます。荷物から決して目を離さないでください。
また、親切に切符購入を手伝ってくれた後に金銭を要求するような人にも要注意です。

STEP
切符購入ボタンをタッチ

COMPRA BIGLIETTO(切符の購入)」をタッチします。

長距離列車の切符など、種類によっては日程の変更や返金が可能です。その場合は、4番目の「CAMBIA DATA~」をタッチします。

STEP
行き先を選択

近隣駅の主要な駅名が表示されているので、降車する駅名をタッチします。

希望する駅名が表示されていない場合は、下部の「Altre Stazioni(その他の駅)」をタッチしてキーボードを表示させます。降車したい駅名を直接入力して選択します。

なお、出発駅を変更する場合は、上部Partenza(出発)の横にある「CAMBIA PARTENZA」から変更できます。

STEP
往復・乗車日・人数・追加の携帯品を選択

① 往路のみ購入したい場合は「SOLO ANDATA」、往復で購入したい場合は「ANDATA E RITORNO」を選択します。

最近、普通列車の切符でも次のステップで選ぶ列車が刻印されて、指定列車以外に乗る場合は切符の変更が必要など、ひと手間かかるようになりました。よっぽどの田舎駅に行く以外は往路のみを購入し、帰りの都合に合わせて都度購入することをおすすめします。

乗車日を選択します。

乗車人数を選択します。

④ 自転車やペットと乗車する場合は「CANI E BICI」をタッチします。

⑤ すべての選択が完了したら、下部の「CONTINUA(続ける)」をタッチして、次に進みます。

STEP
乗車する列車とクラスを選択

1等車(1° CLASSE)と2等車(2° CLASSE)などクラス分けがある列車もあります。希望する列車の横にあるブタの貯金箱(?)のマークをタッチします。
普通・急行列車の場合、1等車と2等車の差はほとんどありません。せいぜいテーブルの大きさくらいです。

現在よりももっと後の時間帯を表示させたい場合は、「SOLUZIONI SUCCESSIVE(次の結果)」をタッチします。

STEP
選択した列車の内容を確認

問題がなければ、下部の「AVANTI(次へ)」をタッチして次に進みます。

STEP
復路の選択&購入内容の確認

① 復路も購入する場合は、同じように列車の選択します。

② 購入内容に問題がなければ、下部の「ACQUISTA(購入)」をタッチします。

「ESCI/EXIT」はキャンセル、「INDIETRO」はひとつ前に戻るを意味します。

STEP
乗車条件を承諾するかの確認

ACCETTO(承諾)」をタッチします。

STEP
購入方法を選択

現金またはクレジットカードで購入手続きを行います。
現金の場合は「CONTANTI」、クレジットカードの場合は「CARTE」をタッチします。
※タッチ式のクレジットカードを使用する場合、切符の取り出し口にある部分にタッチして決済します。

現金でのお釣りは、最大20ユーロまでです。
あまりに高額紙幣だと受け付けられませんのでお気を付けください。

STEP
発券された切符とお釣りを受け取る

タッチパネルの下にある受け取り口から、発券された切符と硬貨のお釣りを取り出します。
紙幣のお釣りは、紙幣挿入口のすぐ下から返却されます。

STEP
切符に打刻する

列車指定がない(座席指定がないRやRVなど多くの列車)場合、乗車前に打刻が必要です。
切符には「打刻から4時間の有効期限」と書かれていますが、乗り換えの都合上4時間以上かかる場合もあるのであまり気にしなくても大丈夫です。

打刻機に裏面を上にして左端に寄せて挿入して打刻します。たまに壊れていて打刻できない場合がありますので、打刻機を見つけたら余裕を持って打刻しておきましょう。

切符は降車して駅から出るまで失くさないようにしてください。たまに検札に回ってきてチェックされます。

切符に列車名や時刻が記載されていない場合は、必ず乗車前に打刻が必要です。忘れると高額罰金です!
田舎駅で、1つしかない打刻機が壊れていてどうしようもない場合もあります。その場合は、電車に乗った後、検札に来た車掌さんに理由を話して時刻を記入してもらいましょう。

番外編:バスの切符打刻方法

バスに切符は1回60~90分の有効期限です。

乗車したらすぐに運転席近くにある打刻機で打刻します。挿入口は上部の場合や、わかりやすく中央にある場合などいろいろあります。定期券などICチップ入りの場合も毎回忘れずにタッチしましょう。たまに検札に回ってきますので、降車するまでは切符をなくさないようにしてください。

バスは前からの乗車、後ろからの降車が多いです。

ストライキ(Sciopero/ショーペロ)について

イタリアで悪名高いストライキ(笑) 憲法によって労働者の権利としてきちんと保護されています。日本だと告知されていても回避されることが多いのですが、イタリアの場合は、ほぼ実施されます。全国的なものや州単位で実施される場合もありますし、24時間続くものや短時間だけ行われることもあります。

実施予定は事前に新聞やニュース、各HPなどで告知されます。金曜日が多い印象でしょうか。しかし、ストライキ中でも公共交通機関は、法律に基づき、保証運行時間を設けています。通勤通学時間帯(始発〜9:00、12:00〜15:00、17:00~21:00など)は基本的に保証されてます。ただし、時間帯は各都市の公共交通機関に異なりますので都度、各窓口やツーリスト・インフォメーションセンターで確認することをおすすめします。

実際、2022年12月2日に行われたストライキでは、ウンブリア州内バスの保証運行時間は、6:00~9:00と12:00~15:00でした。車通勤の人が多いのでしょう。通学を意識した時間帯ですね。大都市など公共交通機関での通勤者が多い場合は、午前と夕方に保証時間を設けている場合が多いです。なお、保証運行時間内に始発駅を出発した交通機関は、到着予定時間が保証時間外であっても、終点までは運行されますのでご安心を。

Trenitalia
https://www.trenitalia.com

まとめ

今回は、電車の切符の購入方法について解説しました。意外と簡単に購入できますので、是非ご旅行中にチャレンジしてみてください。切符の購入中のスリが非常に多いので、くれぐれも荷物からは目を離さないようにお願いします。
また、購入した切符は必ず打刻し、到着駅を出るまでは決して紛失しないようにしてください。紛失したり打刻(チェックイン)忘れの際に、検札に回ってきた場合の罰金が非常に高額です。

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