【ベットーナ(BETTONA)】ウンブリア州のバルコニーと呼ばれるオリーブの村

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Ciao!今回は、ウンブリア平原を挟んでアッシジやペルージャの反対側にある村に行ってみました。

目次
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ベットーナとは?

ベットーナとは、ウンブリア州のペルージャから約20㎞離れた丘の上(海抜 365m)に位置する集落です。
一番の見どころは、そのパノラマ。「ウンブリア州のバルコニー」とよばれ、ペルージャとアッシジを一望することができます。パノラマスポットには公園やベンチが設置されており、ゆったりとした時間を過ごすのも素敵ですね。地元に人によると、夜景が特におすすめだそうです。

ベットーナの村の起源はエトルリア時代に遡ります。実際に今もエトルリア~ローマ時代のお墓や村を守っていた街壁の一部が残っています。

ローマ時代にはVettonaと呼ばれ、ローマから北への重要な交通路であるアメリア街道沿いの村として発展しました。一時期は、司教区となるほどに栄えていましたが、諸外国からの侵攻を受け衰退してしまいます。ビザンツ帝国領、スポレート公国領を経て、1352年ペルージャの支配下となります。ペルージャの侵攻時に村は壊滅的な打撃を受けますが、枢機卿の命により復興が行われました。1648年には教皇領に戻り、その後、イタリア統一を迎えました。

目を引くのは、町のいたるところに飾られた毛糸の工芸品です。住民のご婦人方の手作りで販売もしています。収益は、街の文化財の修復などに充当されるとのことです。

残念ながら現在の村の中に特産品などを販売する商店はありません。バール1件とホテル兼レストランが数カ所あるのみです。オリーブオイルなど、近隣でとれる特産物は、隣村であるトルジャーノで購入すると良いでしょう。

修復中の文化財が多く、文化観光を希望する場合、今は少し物足りないかもしれません。しかし、周囲の自然あふれる丘陵地帯を使ったトレッキングや自転車競技などのアクティビティが人気です。

行政は村の衰退には危機感を持っていて、現在はEUの地域振興プロジェクトに参加してしています。今後良くなることが期待されています。(管理人も授業の一環で一部参加しました。)地域復興を研究している人にとっては、興味深い地域だと思います。

「イタリアの最も美しい村クラブ」にも加盟しています。

ベットーナのみどころ

聖アンドレア小礼拝所(Oratorio San Andrea)

建物自体は12世紀のものですが、何度も回収が施され、現在はバロック時代のものです。
内部左手にある見事なフレスコは後期ジョット派による「キリストの受難(1394)」です。

Via Santa Caterina, 06084 Bettona (PG)

博物館(Museo della città di Bettona)

考古学博物館と絵画館で構成されています。

地階~1階の考古学博物館では、近隣で発見されたエトルリア時代の遺跡からの発掘品を中心に展示されています。また、メイン広場であるPiazza Cavour地下で発見された中世の井戸の展示もあります。一番の目玉は、大理石でできたローマ時代中期のアフロディーテの彫像の頭部ですね。

2階の絵画館には、画家ペルジーノの「Madonna della Misericordia」、フィオレンツォ・ディ・ロレンツォの「San Michele arcangelo」などの作品が展示されています。

Piazza Camillo Benso Conte di Cavour, 3, 06084 Bettona (PG)
7ユーロ(12の地域にある16の博物館との共通券/3ヶ月有効)
※1か所のみの訪問の場合でも、割引はありません。
【4~10月】金・土:10:30-13:00, 15:30-18:00、日:10:00-13:00 , 15:00-18:00
【11~3月】金・土:10:30-13:00, 14:30-17:00、日:10:00-13:00 , 14:30-17:30
※月~木は休館

街壁(cinta muraria)

ベットーナの村は約1.5kmに渡ってぐるっと壁に囲まれています。
エトルリア~ローマ時代のものも現代に残っていて、考古学的に興味深いものとなっています。大きな四角形の砂岩でできた部分がエトルリア時代のものだそうです。

周囲は遊歩道になっており、のんびり散策するのもオススメです。

ボッカリョーネの邸宅(Villa del Boccaglione)

村からは少し離れた麓に建つ、1700年代に建てられたネオ・クラッシック様式の邸宅です。

複数の貴族の邸宅となった後、1987年にイタリア文化省の所有となり修復が始まりました。現在は、基本的に訪問することはできませんが、時々ガイドツアーが行われたりしています。内部にはフレスコ画や庭園などが残っており、今後はイベント会場などとして公開されることでしょう。実際に、ちょっとした演劇やコンサートなどの取りくみが始まっています。

SP403, 06084 Bettona (PG)

観光案内所

ボランティアで活動しているため、案内所自体は閉まっていることが多いです。
しかし、ベットーナを紹介する小冊子は隣接する小さな図書館においてあります。自由にお取りいただいて大丈夫とのことですよ。

Corso Guglielmo Marconi, 23, 06084 Bettona (PG)
詳しくは、http://www.prolocobettona.it/

ベットーナの特産品

村の周りで採れるオリーブオイルが一番の特産品です。また、ウンブリア州の他の地域と同様に、野菜や豆類、肉類をふんだんに使った田舎料理が郷土料理ですね。
周囲にはチーズを生産している農場もありますし、新鮮なものは近くの直売所などで購入することも可能です。

ベットーナのイベント

とくに有名なものは、クリスマスシーズンの「Presepe vivente」
住民の皆さんがキリスト降誕の場面を演劇で表現します。

また、9月には丘陵地帯を利用したクロスカントリーレースの「Bettona Crossing」が開催されます。
詳しくは、http://www.umbriacrossing.com/index.php/borgo/

ベットーナへの行き方

公共交通機関でお越しの方

  • アッシジから:郊外行きバス(Extra urbano)E006番線(PERUGIA行き)で約40分
  • ペルージャから:郊外行きバス(Extra urbano)E006番線(BETTONA/ASSISI行き)で約1時間

バスE006線の時刻表はBusitaliaの郊外行バス(extraurbano)【Area Perugia】
https://www.fsbusitalia.it/content/fsbusitalia/it/umbria/orari-linee-umbria/orari-servizi-extraurbani-umbria.html

お車でお越しの方

  • ペルージャから約21分(20km)
  • アッシジから約31分(36km)
  • ローマから約2時間(153km)
  • フィレンツェから約2時間(165km)

まとめ

ベットーナの村について解説しました。風光明媚なウンブリア州のむかしながらの田舎町です。丘陵地帯を利用したトレッキングや自転車競技などのアクティビティが盛んです。のんびりアグリツーリズモに滞在するのもいいですね。オリーブ畑に囲まれた丘の上から眺めるアッシジやペルージャを望む絶景は一見の価値ありですよ。

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