【留学生向け】イタリアでの滞在方法は?アパート?学生寮?参考家賃額も公開

  • URLをコピーしました!
スポンサーリンク

Ciao!今回は留学生向けにイタリアでの滞在方法をご紹介いたします。
筆者の場合、語学留学時にホームステイ3ヶ月→シェアハウス9ヶ月。
大学留学では最初から賃貸アパートで生活しています。

アパートなど良い賃貸物件は早い者勝ちです。9月の新年度に合わせて市場は動きます。学校紹介の優良物件などは半年前くらいから予約されてしまいますので、学校の目星がついたら早めに探し始めましょう

ビザ申請や滞在許可証のためには、賃貸契約書やホテルの予約確認書、大家さんの受け入れ承諾書(Dichiarazione di Ospitalità / B&Bなどの宿泊施設だけでなく、一般家庭でも外国人を自宅に泊める際には地元の警察署に届け出が必要)などが必要です。こういった契約書を発行しないネーロ(NERO)と呼ばれるところも多く存在しますので、契約前によく確認しておきましょう。

目次
スポンサーリンク

ホテル -Albergo/Hotel-

ホテルイメージ

旅行や入学試験中の仮住まいなど短期滞在時にオススメです。1つ星(エコノミー)~5つ星(ラグジュアリー)があります。
また、最近では郊外でスローライフが楽しめるアグリツーリズモも人気です。
大都市の駅周辺など治安に不安がある地域に滞在する場合、特に女性一人(もちろん男性の場合も)の場合は3つ星以上。最低でも2つ星以上を選びましょう。

基本的にホテルのHPや旅行予約サイトなどから自分で探して契約します。

ホステル -Ostello-

ホステルイメージ

旅行や入学試験中の仮住まいなど短期滞在時にオススメ。学生さんが旅行に使っていたりしますね。キッチンやバスルームは他の宿泊者と共用です。ホテルのように1部屋単位で借りるのではなく、基本的に他の宿泊者と相部屋、ベッド単位での貸し出しです。そのため、安く滞在でき、いろいろな国の人とも出会えたりとメリットもある一方、トラブルもたまに聞くので荷物の管理などは気を付けてください。

基本的にホステルのHPや旅行予約サイトなどから自分で探して契約します。

B&B

B&Bイメージ

旅行や入学試験中の仮住まいなど短期滞在時にオススメですが、どうしてもアパートが見つからない場合などには、長期利用契約をして値下げしてもらうという方法もあります。

近年、一般の人でもセカンドハウスなどを利用してB&Bを始める方が増えてきました。名前の通りベッド&ブレックファーストなので、朝食付きが多いです。ホテルのようなフロントはないけれど、オーナーが別の階や近所に住んでいます。アッシジ周辺もB&Bが多いですね。鍵だけ渡して、後はチェックアウトまで会わないという場合もあるので、鍵の受け渡し方法の確認など最低限のコミュニケーションは必要です。

基本的にホテルのHPや旅行予約サイトなどから自分で探して契約します。

ホームステイ-Alloggio in famiglia-

ホームステイイメージ

留学したら、一度はホームステイをしたいと思う方も多いのではないでしょうか?その国・地域の文化を体験できるので個人的にはオススメです。

ただし、ホームステイ先との相性は実際に生活してみないとわかりませんし、空いている1室を貸しているだけのようなビジネスライクなホームステイ先があることも事実です。そのほか、イタリアだと毎日お風呂に入るわけではないので、好きな時にシャワーが使えなかったり、気を使いすぎてストレスが溜まったりといった場合もあります。知らない家庭との共同生活は気が引けるけど、体験してみたいという方は1週間や1か月だけというのもありだと思います!ホームステイ先がOKした場合は延長することもできますよ。

学校に直接申し込む場合や自分でインターネットを通じて探すことが可能です。
目安費用は1週間でシングルルーム 170€くらい~

  • イタリア人の生活を体験できる
  • 生活しながらイタリア語を学ぶことができる
  • 朝食・夕食付などマンマの手料理が食べられる
  • 洗濯・掃除などをホームステイ先におまかせできる場合もあり
  • 費用はやや高め
  • ホームステイ先との相性が合わない場合がある
  • 生活時間・ルールはホームステイ先に合わせる必要あり
  • 洗濯機や台所を自由に使用できない場合もある
  • 気を使いすぎてストレスが溜まることもある

寮(レジデンス)-Residenza-

学生寮イメージ

語学学校や大学の寮がある場合、こちらもオススメです。大学の場合、州の民間企業が運営しています。ウンブリア州の場合、ペルージャ大学・ペルージャ外国人大学の生徒が共用で利用するようです。なので、同じ学校で学ぶ学生や違う学校の生徒が同じ寮で生活することもあります。朝食・夕食付など他の方のブログを拝見している限り楽しそうです。各試験時に一緒に切磋琢磨できる友人が近くにいることも大きなメリットですね。
大学寮は32歳までと年齢制限がある場合がありますので、各寮の規約を要確認です。筆者は年齢制限で不可でした(泣)

語学学校のレジデンスには基本、年齢制限はありません。語学学校が所有する物件の場合は毎週いろいろな国の人が入れ替わります。年齢層も違う同じ語学学校の生徒が、各国の料理を作ってパーティーをするなど、文化交流を通じて毎日楽しかったです。

学校経由で申し込む場合や自分で管理団体に直接申し込みを行います。
目安費用は1か月でダブルルーム150ユーロ~

  • 費用が抑えられる
  • 学生同士で交流することができる
  • 寮内のイベントに参加できる
  • 家具やリネンがはじめから用意されている
  • 清掃業者が入るため、自分で清掃する必要がない
  • 長期休暇の場合は寮が閉まる場合あり
  • 留学生が多い場合、英語などでの会話となる

シェアハウス -Affitto Camere/Posti letto –

シェアハウスイメージ

大学に近いアパートの場合はエラスムスを利用したEU圏内留学生も多く、国際色が豊かでした。イタリアでは家賃が結構高く、社会人となっても多くのがシェアハウスに住んでいます。シェアハウスに住む場合は、家の設備以上にシェアメイトとの相性が重要です。内見時にコミュニケーションをとってチェックしておきましょう。冷蔵庫内の使用スペースや洗濯機の順番などシェアメイト内でのルールは確認しましょう。

大学構内の掲示板やインターネットの掲示板、SNSなどで探します。不動産会社に申し込むほか、大家さんに直接交渉する場合があります。
家賃は部屋の大きさにより違います。光熱費は家賃に含まれている場合と住人全員で折半する場合があります。

筆者の場合、フィレンツェ郊外で光熱費込み月400ユーロでした。(10畳くらいで大きめのシングルルーム。リビングルーム・キッチン・バス・トイレなどは共用)

・家賃や光熱費が抑えられる
・家具付き物件が多い
・いろいろな国の人と交流できる場合もあり
・学生だけでなく、社会人と一緒に生活することも
・イタリア人のシェアメイトからイタリア語を学ぶことができる
・シェアメイトを通じて友人の輪が広がる

・生活ルールをしっかり決めて守る必要あり
・価値観や生活習慣が合わない場合もある
・留学生が多い場合、英語などでの会話となる
・個人大家の場合、契約書を交わさない場合もある(本当は違法)

アパート -Appartamento-

アパートイメージ

自分のペースで生活したい、一人暮らしに慣れているという方にはオススメです。
イタリアでは基本的に家具付き物件が多く、スーツケース1つで引っ越すことが可能です。ただし、テレビやベッドのマットレスはついていない場合もあり、必要な場合は個人で購入します。
寮やシェアハウスに比べるとちょっと家賃が高めになってしまうことが難点です。

基本的に自分でインターネットの掲示板などで探して不動産会社や大家さんに直接交渉します。街の不動産会社に直接行って探すことも可能です。そのほか、学校に相談できる場合もあります。
目安費用は大都市で500ユーロ~。ペルージャの場合一人暮らし用のいわゆる1Kのモノロカーレで300ユーロくらい~
光熱費に関しては、固定費として家賃に含まれているケースや請求書ベースで大家さんに支払うケース、自分で個別に契約するケースがあります。請求書ベースで大家さんに支払うケースに関しては、必ず請求書を見せてもらいましょう。消費金額以上に請求してくる大家さんも中には存在します。

筆者の場合、ペルージャの中心街で月500ユーロ(光熱費などすべて込み)、アッシジで月390ユーロ(光熱費別)でした。

  • 自分のペースで生活できる
  • 家具付き物件が多い
  • 家賃や光熱費が高め
  • 完全な一人暮らしの場合、家でイタリア語を話す機会がない
  • 自分で解決することが多く、ハードルが高い
  • 個人大家の場合、契約書を交わさない場合もある(本当は違法)

現在の固定費を大公開

管理人の経験です。現在、水道光熱費・インターネット代は家賃とは別に実費なので、参考になるかと思います。
中部イタリアのアッシジで一人暮らしです。かなり節約しているつもりです。冬でも暖房をつけず、夜は卓上ライトのみ点けるようにして、洗濯は週1回、シャワーも毎日ではないですし手短に済ませてこの光熱費です。日本の約2倍ですね…

  • 家賃:月390ユーロ(共益費なし)
  • 水道代:平均月30ユーロ(2ヶ月に1回請求)
  • 電気代:平均月30ユーロ(2ヶ月に1回請求)
  • ガス代:平均月12ユーロ(2ヶ月に1回請求)
  • インターネット代:月33ユーロ(2ヶ月に1回請求)
  • ゴミ処理代:月17ユーロ(年額198ユーロ。23年度はさらに値上がりしました。)

以上、合計512ユーロです。

2023年3月末には、インターネット料金の値上がりやゴミ処理代・電気代・水道代の大幅な値上がり(約1.5倍!)の影響で、ペルージャに住んでいたころの光熱費込み定額で支払っていた家賃500ユーロよりも増えてしまいました。

北部にお住いの場合は暖房費がもっと高額になると思いますし、都市部と田舎でもだいぶ家賃が変わっています。
日本と同じく、都会のペルージャ中心街の方は楽しめることがたくさんありますが、部屋は結構狭かったです。逆にアッシジの街は、あまり外出する場所はありませんが、部屋が広く、静かな空間で勉学に集中することができます。

その他、よく行く場所までの交通費や所要時間なども考慮に入れて、ご自身のライフスタイルに合わせて住む街や滞在方法を選ぶと良いでしょう。

まとめ

1年以上の長期留学場合、ビザ取得のためにも最初は学校経由で見つけるのがオススメです。(契約書や受け入れ承諾書が必要なため)語学学校は相談に乗ってくれますし、大学も提携している地元の不動産仲介業者があったりします。
そのあとは現地で生活しながら実際に足を運んで自分に合う家を見つけていきましょう。良い物件を見つける苦労はありますが、イタリアは家具付きの賃貸物件が多いため、引っ越しは楽ですよ。近隣でしたらスーツケースなどに詰め、タクシーを使ったり、徒歩で引っ越しします。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次