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Ciao!今回は、海外送金におすすめなWiseをご紹介します。
マイナンバーカードなし&マイナンバー通知書は住所変更済み&パスポートは2020年3月以降に発行という危機的状況でしたが、無事に本人確認を完了することができました。海外の現住所でも大丈夫ですよ!
Wiseとは
Wise(ワイズ/旧称・トランスファーワイズ(TransferWise))とは、国際送金サービス・電子マネー機関で、イギリスに本社があるWise Payments Limitedが運営しています。
日本では、ワイズ・ペイメンツ・ジャパン株式会社(Wise Payments Japan K.K.)が支店として運営しています。きちんと関東財務局で免許登録(第2種資金移動業者)されていますので、安心ですよ。もちろん、日本語のサポートもあります。
ヨーロッパでは、Wise Europe SAが支店として運営しています。ベルギーで法⼈化され、ベルギー国⽴銀⾏により認可されている決済機関です。
2023年にロゴの色なども含めて改訂されましたね。個人的には前のロゴの方が好きだった…(笑)
Wiseの海外送金を使うメリット
個人的に感じているメリットをご紹介します。
送金手続きが早い
いつもイタリアでの生活費を日本円でWiseに振込み、所定の手数料が引かれた後、イタリアにある自分の銀行口座へユーロで送金してます。本人名義口座への手続きだからか、いつも2時間以内には送金完了しています。
直近だと、2023年8月にいつもの自分名義のイタリアIBANのユーロ口座(N26銀行)へ送金しました。Wise日本支社への入金完了をタップしたとほぼ同時に、入金確認&送金完了&ユーロ着金といつも以上に速かったです(笑)
近年、銀行からの海外送金の場合、マネー・ローンダリング防止のために、たとえ少額であっても必要書類の提出&確認などで送金手続きに何週間もかかることがあります。実際、イタリアで研究留学のための賃貸契約の振込を銀行に依頼したところ、依頼から2週間後に追加書類提出の連絡がきたという話も聞きます。
Wiseなら怪しい送金と判断されない限り、基本的に書類確認は必要ありません。ただし、提出を求められた時に提出できるように、自分名義の口座以外への送金の場合は、請求書や入学許可証など海外送金の根拠となる書類を用意しておきましょう。
早くて当日、遅くとも数日で手続きが完了します。急いでいる場合には、Wiseからの送金を試してみる価値はありますよ。
大手銀行などに比べると、為替レートや手数料が安価
2023年8月末に1年分の生活費を送金した際の手数料は、100万円分依頼して6500円くらいでした。
為替レートは、リアルタイム為替レートが適用されます。
例えば、東京三菱UFJ銀行の場合、
・ネットバンクから依頼:3,000円
・円為替取扱手数料(送金金額の1/20%(最低2,500円)):100万円×0.05%=500円→最低金額適用で2,500円
・その他(受け取り銀行側の手数料など):2020年に送金した時は15ユーロくらいでした。
→ 1ユーロ130円で計算すると、合計7450円~という結果ですね。
なお、為替レートは、東京三菱UFJ銀行公表相場TTSが適用されます。
送金前に手数料や為替レートも確認できる
為替レートや手数料を確認してから、送金依頼に進みます。
途中の経由銀行などで知らない間に追加手数料が発生していたなんてことは今のところありません。
送金先に届く金額が事前にわかる
送金先に届く金額が事前にわかるのは非常に便利です。
送金した後に様々な銀行間手数料が引かれ、後から金額が足りないなんて言われる心配がありません。
以前、留学時のアパート賃貸契約のために日本の銀行からイタリアの不動産会社へ送金した際に、受取人側の引き出し手数料などで想定よりも先方の受取金額が少なくなっていたことがありました。その後、イタリアに到着した際に不足分は手渡しで支払う羽目に…
送金依頼申し込み時の為替レートは一定時間保証
申し込み時の為替レートは一定時間(最大48時間)保証されます。この間に入金すれば、たとえ為替レートが高くなったとしても申し込み時の為替レートで換金されます。
もしも、レートが有利になった場合は、入金前の依頼分をキャンセルして再度、送金依頼作成をするという裏技も可能です。
例えば、Wiseの日本円口座に送金する準備をしている間に1ユーロ147,70円から147,20円まで下がった場合など。100万円で換金する場合、約20ユーロほど受け取りユーロに差が出ます。
ただし、連続でキャンセルしすぎると、為替レート一定時間保証サービス適用を受けられなくなるそうなので、要注意です。
送金時の本人確認や書類確認も簡単
銀行のようなビデオ面接はありません。スマホから、アプリの指示通りに身分証明の撮影や自撮りをすればOKです。
なお、基本的に本人確認は初回送金時のみです。
操作画面・カスタマーセンターは日本語対応OK
操作画面は日本語表記があります。
カスタマーセンターへの問い合わせメールは、通常1営業日前後で返信が返ってきます。
問い合わせメールの項目には希望する言語を選ぶ欄がありますので、日本語で問い合わせても大丈夫です。
ユーロ建てでの口座番号取得の際に何度もエラーとなり困りましたが、根気よく親切に対応してくださいました。(Wise側のシステムトラブルだったようです。)ただ、以前に比べると返信が遅くなったような気もします…日本語が使えるスタッフさんが少なくなったのかもしれませんね。
もしも、日本語での返信が遅ければ、Google翻訳などを使いながら英語で問い合わせてみると良いでしょう。
海外在住の場合、マイナンバーカードが手元になくても日本円で送金可能
海外の住所で登録する場合は、マイナンバーカードは必要ありません。
ログインセキュリティ対策がしっかりしている
Webの個人ページにログインするにはアプリからの承認を設定できます。
また、スマホのアプリへログインする際にも指紋認証などの生体認証が設定可能です。
Wiseを使うデメリット
今のところ、あまりないのですが…
- 日本企業ではない
金融に関することですし、日本企業へのこだわりがある方にはオススメできません。
やはり、日本の銀行の方が信頼感はあります。
- 本人確認完了メールが信用できない
書類を送ると本人確認完了のメールがすぐに来るのですが、ただの自動返信っぽいときがあります。
結局、問い合わせからやり取りすることが多いですね。ユーロ圏在住で住所確認書類が必要だからかもしれませんが…
何度もパスポートなど個人的な書類を送るのは怖いです。
- ユーロ建てのマルチカレンシー口座保持のために、1年後に再度本人確認が必要だった
8月中旬に9月18日までに本人確認が終わらないと、口座一時休止するとの連絡が急にきました。本人確認完了後は通常通り復帰するそうなんですが、心配ですよね。すぐに何度アプリやメールから本人確認を送りましたが、アプリやWebの個人ページ内の確認依頼の表示が消えず、日本語で問い合わせると本人確認完了済との連絡が来ました。その後、10日ほどたっても依頼警告が消えなかったので、結局英語で問い合わせてやっと表示は消えました。
海外の金融機関は気軽に凍結や休止を通知してくるので心臓に悪いです。”しかも誤メールでした。ゴメンね。”とか言われた時は怒りと不信感しかないですね(苦笑)
登録が海外の住所でも日本円での海外送金は可能?
Wise(旧TransferWise)に問い合わせたところ、「システムの変更に伴い、海外の住所で登録の場合でも日本円(日本の銀行)からの送金が可能」になったと回答をいただきました。(2021年8月30日時点)
ただし、海外在住の場合、マイナンバーカードは必要ありませんが、身分証明書と住所確認書類が必要です。
JPY送金:日本にお住まいの場合は、身分証明書と一緒にマイナンバーの確認が必要です。日本にお住まいでない場合、身分証明書と住所確認書類で本人確認が可能です。
Wiseヘルプページ「Wiseの住所確認について」
実際、以前は「日本の住所で登録しないと日本円での海外送金はできない」と他のブログで書かれていたので、はじめは日本で郵便が受け取れる住所(ただし、海外在住のためマイナンバーカードなし)にしていたのですが、海外在住の場合、セキュリティのため海外の現住所で登録してほしいとWiseより変更依頼が届きました。日本のパスポートとイタリアの住所での住所確認書類をお問い合わせより送り、最終的にも本人確認が完了しました。
いったん登録した後、個人の登録住所欄がグレーアウトしていて自分で住所変更できない場合は、「お問い合わせ」より連絡しましょう。カスタマーセンター側で変更してもらうことができます。※身分証明書と住所確認書類の添付が必要です。
最大送金額は?
手数料込みで1回100万円まで。手数料は、100万円送金の場合で6500円くらいです。(2023年8月現在)
※Wiseへの送金が最大100万円です。実際には、100万円から所定の手数料が引かれた後、希望した通貨で相手方に送金されます。
日本からの送金を行うための必要書類
初回本人確認手続きに必要な書類
- 日本の顔写真付き身分証明書(登録住所と一致している必要あり)
- 日本の運転免許証
- 2020年2月以前に発行された日本国パスポート
- マイナンバーカード
- 住基カード
- 紙とペン(4桁の認証コードを書くため)
- カメラ付きスマホ
- マイナンバーカードまたはマイナンバー通知カードやマイナンバーが記載されている住民票
- 登録住所と一致している必要あり。海外在住の場合は、必要なし。
2020年3月以降発行の所持人住所欄なしパスポートの場合
- パスポート
- 住所確認書類
- 紙とペン(4桁の認証コードを書くため)
- カメラ付きスマホ
- マイナンバーカードまたはマイナンバーが記載されている住民票
- 登録住所と一致している必要あり。海外在住の場合は、必要なし。
有効な住所確認書類:
・公共料金の請求書:電気、ガス、電話(携帯電話の請求書は不可)
・銀行もしくはクレジットカードの取引明細書(実際の明細書の写真もしくはスキャン、またはPDF)
・地方税の通知書、英国歳入税関庁(HMRC)からの通知書
・車両検査証もしくは納税通知書
・運転免許証(住所と有効期限が記載されているもの)
・他金融機関や政府機関発行の書類
※ 氏名・住所・発行日・差出人のロゴもしくは名称・書類の種類(領収書、請求書など)が確認できるもの
※ 銀行取引明細書・公共料金の領収書、または納税通知書等の書類については、発行から3か月以内
※ 年1回発行される地方税の通知書や銀行口座開設の証明書については、発行から12か月以内
住所確認書類は、先日届いたTARI(ゴミ処理税/アッシジ市の紋章入り)のお知らせでOKでした。
送金時に必要なもの
受取人の口座情報 or メールアドレス
受取人の銀行口座情報が分からない場合は、受取人のメールアドレスのみで送金可能です。
Wiseヘルプページ「受取人のメールアドレスだけで送金できますか?」
・受取人がWiseを利用している場合、関連する口座情報を検索します。
・受取人がWiseに登録していない場合、受取人にメールを送信し銀行口座情報を依頼します。
実際に送金してみた(登録&初回送金)
イタリアで振込が必要な場合に備えて開設した自分名義のPostePay Evolusion(IBAN)へ送金してみました。
始めはPCから入力しましたが、途中で必ずスマホが必要です。
- 送金金額と通貨(日本円→ユーロ)を入力
- 個人利用or法人利用を選択
- 送金者の住所など個人情報を入力
- 受取人のメールアドレス(自分名義以外の場合)の入力
- 受取人の口座名義の入力
- 受取人のIBAN(口座番号)を入力
※受取人の口座情報が分からない場合はメールアドレスのみで送金することもできます。
- 身分証明書の写真を3枚撮影。
- 表面と認証コードを書いたメモ・裏面・厚み(身分証明書を持って少し傾けて撮影)
- 認証コードを書いた紙と自撮り(セルフィ―)
- マイナンバーカード撮影or「現在は日本国内非居住者でマイナンバーを所有していない、かつ非納税者」を選択
- 送金目的を選択(生活費など)
- 送金の詳細を確認
Wiseアカウントに登録されている名前と同じ名義の口座からで入金する必要があります。
振込名義はアカウント名にて振り込まれます。詳しく調べない限り、Wise経由だとはわかりません。
5万円送金:手数料365円。 49,635 円→383.56ユーロ(為替レート1ユーロ129.4円)(2021年8月時点)
まとめ
海外送金はWiseを使うのが早くてお得です。生活費の送金にはいつも利用しています。PostePayの他にもN26銀行へも送金してみましたが、Wiseから入金確認のメール後、すぐにN26銀行のイタリアの口座への着金が確認できました。一度本人確認が完了した後は、日本の銀行から入金→すぐに海外送金と面倒な本人確認は必要ありません。
カスタマーセンターも日本語で対応可能です。住所変更やEUR口座情報取得の際などエラーが起きたときも真摯に対応してくださいました。ATMでの現金引き出しも可能ですし、非常におすすめです。
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