【留学生向け】生活費はどうする?Wise(旧トランスファーワイズ)を使っての送金がおすすめ

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Ciao!日本で登録手続きを開始していたのですが、マイナンバーカードなし&マイナンバー通知書は住所変更済み&パスポートは2020年3月以降に発行という危機的状況で、先日、無事に本人確認を完了することができました。海外の現住所でも大丈夫ですよ!

目次
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Wiseとは

Wise(ワイズ/旧称トランスファーワイズ (TransferWise))とは、国際送金サービス・電子マネー機関で、イギリスに本社があるWise Payments Limitedが運営しています。
日本では、ワイズ・ペイメンツ・ジャパン株式会社(Wise Payments Japan K.K.)が支店として運営しています。きちんと関東財務局で免許登録(第2種資金移動業者)されていますので、安心ですよ。もちろん、日本語のサポートもあります。
ヨーロッパでは、Wise Europe SAが支店として運営しています。ベルギーで法⼈化され、ベルギー国⽴銀⾏により認可されている決済機関です。

  • 大手銀行などに比べると、手数料が安価送金手続きが早い
  • 送金前に手数料や為替レートも確認できる
  • 送金先に届く金額が事前にわかる
  • 操作画面・カスタマーセンターは日本語対応OK
  • 海外在住の場合、マイナンバーカードが手元になくても日本円で送金可能

送金先に届く金額が事前にわかるのは非常に便利です。送金した後に様々な銀行間手数料が引かれ、後から金額が足りないなんて言われる心配がありません。以前、日本の銀行からイタリアの不動産会社へ留学時のアパート賃貸契約のために送金した際に、受取人側の引き出し手数料などで想定よりも少なくなっていたことがあるのです。

いつもイタリアでの生活費を日本円でWiseに振込み、所定の手数料が引かれた後、イタリアにある自分の銀行口座へユーロで送金してます。

登録が海外の住所でも日本円での海外送金は可能?

Wise(旧TransferWise)に問い合わせたところ、「システムの変更に伴い、海外の住所で登録の場合でも日本円(日本の銀行)からの送金が可能」になったと回答をいただきました。(2021年8月30日時点)

ただし、海外在住の場合、マイナンバーカードは必要ありませんが、身分証明書住所確認書類が必要です。

JPY送金:日本にお住まいの場合は、身分証明書と一緒にマイナンバーの確認が必要です。日本にお住まいでない場合、身分証明書と住所確認書類で本人確認が可能です。

Wiseヘルプページ「Wiseの住所確認について

実際、以前は「日本の住所で登録しないと日本円での海外送金はできない」と他のブログで書かれていたので、はじめは日本で郵便が受け取れる住所(ただし、海外在住のためマイナンバーカードなし)にしていたのですが、海外在住の場合、セキュリティのため海外の現住所で登録してほしいとWiseより変更依頼が届きました。日本のパスポートとイタリアの住所での住所確認書類をお問い合わせより送り、最終的にも本人確認が完了しました。

いったん登録した後、個人の登録住所欄がグレーアウトしていて自分で住所変更できない場合は、「お問い合わせ」より連絡しましょう。カスタマーセンター側で変更してもらうことができます。※身分証明書と住所確認書類の添付が必要です。

最大送金額は?

手数料込みで1回100万円まで。手数料は、100万円送金の場合で7500円くらいです。(2023年1月現在)

※Wiseへの送金が最大100万円です。実際には、100万円から所定の手数料が引かれた後、希望した通貨で相手方に送金されます。

日本からの送金を行うための必要書類

初回本人確認手続きに必要な書類

  • 日本の顔写真付き身分証明書(登録住所と一致している必要あり)
    • 日本の運転免許証
    • 2020年2月以前に発行された日本国パスポート
    • マイナンバーカード
    • 住基カード
  • 紙とペン(4桁の認証コードを書くため)
  • カメラ付きスマホ
  • マイナンバーカードまたはマイナンバー通知カードやマイナンバーが記載されている住民票
    • 登録住所と一致している必要あり。海外在住の場合は、必要なし

2020年3月以降発行の所持人住所欄なしパスポートの場合

  • パスポート
  • 住所確認書類
  • 紙とペン(4桁の認証コードを書くため)
  • カメラ付きスマホ
  • マイナンバーカードまたはマイナンバーが記載されている住民票
    • 登録住所と一致している必要あり。海外在住の場合は、必要なし

有効な住所確認書類
・公共料金の請求書:電気、ガス、電話(携帯電話の請求書は不可)
・銀行もしくはクレジットカードの取引明細書(実際の明細書の写真もしくはスキャン、またはPDF)
・地方税の通知書、英国歳入税関庁(HMRC)からの通知書
・車両検査証もしくは納税通知書
・運転免許証(住所と有効期限が記載されているもの)
・他金融機関や政府機関発行の書類

氏名住所発行日差出人のロゴもしくは名称書類の種類(領収書、請求書など)が確認できるもの
※ 銀行取引明細書・公共料金の領収書、または納税通知書等の書類については、発行から3か月以内
※ 年1回発行される地方税の通知書や銀行口座開設の証明書については、発行から12か月以内

 住所確認書類は、先日届いたTARI(ゴミ処理税/アッシジ市の紋章入り)のお知らせでOKでした。

送金時に必要なもの

受取人の口座情報 or メールアドレス

受取人の銀行口座情報が分からない場合は、受取人のメールアドレスのみで送金可能です。
・受取人がWiseを利用している場合、関連する口座情報を検索します。
・受取人がWiseに登録していない場合、受取人にメールを送信し銀行口座情報を依頼します。

Wiseヘルプページ「受取人のメールアドレスだけで送金できますか?

実際に送金してみた(登録&初回送金)

実際のHome画面(PC)

イタリアで振込が必要な場合に備えて開設した自分名義のPostePay Evolusion(IBAN)へ送金してみました。
始めはPCから入力しましたが、途中で必ずスマホが必要です。

STEP
会員登録

Wiseの公式HP(https://wise.com/)から登録します。

STEP
送金人(自分)の情報入力
  • 送金金額と通貨(日本円→ユーロ)を入力
  • 個人利用or法人利用を選択
  • 送金者の住所など個人情報を入力
STEP
受取人情報を入力
  • 受取人のメールアドレス(自分名義以外の場合)の入力
  • 受取人の口座名義の入力
  • 受取人のIBAN(口座番号)を入力

※受取人の口座情報が分からない場合はメールアドレスのみで送金することもできます。

STEP
QRコードを読み取りスマホから初回本人確認手続き
  • 身分証明書の写真を3枚撮影。
    • 表面と認証コードを書いたメモ・裏面・厚み(身分証明書を持って少し傾けて撮影)
  • 認証コードを書いた紙と自撮り(セルフィ―)
  • マイナンバーカード撮影or「現在は日本国内非居住者でマイナンバーを所有していない、かつ非納税者」を選択
STEP
自分名義のPostePay(銀行口座)へ送金手続き
  • 送金目的を選択(生活費など)
  • 送金の詳細を確認
STEP
日本の銀行からWiseの日本口座へ日本円で振込み
STEP
2時間後くらいにWiseから入金確認メール
STEP
30分もたたないうちにイタリアのPostePayへユーロ着金

5万円送金:手数料365円。 49,635 円→383.56ユーロ(為替レート1ユーロ129.4円)(2021年8月時点)

↓詳しい手順はWise公式ブログ
https://wise.com/jp/blog/how-to-use-wise

マルチカレンシー口座とは?

Wiseの外貨電子マネー口座です。(銀行口座ではありません。)銀行口座またはデビットカードを使って、アカウントに資金をチャージしながら使用することができます。

また、資金の受け取りに必要なIBANなどの口座情報を取得することが可能です。ただし、2022年12月現在、日本円の受け取り用の口座情報(口座番号)は、ありません

EUR/GBP/USDを保有している場合、残高に対し、毎月キャッシュバックを受け取ることができます。年間キャッシュバック率は大体、EUR0.65%、GBP1.25%、USD1.50%です(変動あり)。海外で口座を保有していると口座使用料で残高が減ることが多いなか、キャッシュバック制度はありがたいですね。

ユーロ(EUR)のマルチカレンシー口座に紐づくIBANは、Wiseのヨーロッパ支店がベルギーにあるため、「BE」から始まるベルギーのIBAN及び銀⾏コード(SWIFT / BIC)となります。住所登録した国のIBANが取得できるわけではありません。

マルチカレンシー口座(現地の口座情報)の開設方法

① Wiseへ会員登録またはログイン

② 個人アカウントTOP画面の「開く」を選択

③ 「残高」を選択

④ 保有したい通貨の種類を選択

⑤ 資金のチャージ
 → ユーロの場合、最低20ユーロ(デビットカードや日本の銀行から振り込み入金可能)

⑥ 本人確認
 → スマホから身分証明書(日本のパスポート)と自撮りのアップロード
 → 米ドルまたはユーロの口座情報を取得する場合、身分証明書を持ったままで自撮りが必要です。

⑦ マルチカレンシー口座開設完了

⑧ 1種類以上の通貨の口座開設後、アカウントのメニュー「管理」から「口座情報」

⑨ 希望する通貨の「口座情報を追加する」でIBANなどの口座情報を取得することが可能

マルチカレンシー口座へのチャージ方法

① Wiseへログイン

② チャージしたい通貨を選択

③「チャージする」を選択

④ チャージ金額と入金通貨の種類を選択

 → 例:100ユーロを日本円で入金

⑤ 合計の支払い額や両替レートなどを確認する

⑥ 送金の目的を選択
 → 例:毎月の生活費、旅費など

⑦ 入金方法を選択
 → 銀行振り込みorデビットカード払い

⑧ 入金確認後、マルチカレンシー口座へのチャージが完了

Wiseデビットカード

届いたWiseデビットカード

Wiseでは、Wiseのマルチカレンシー口座から決済できるデビットカードを発行することができます。カードでのお買い物のほか、ATMで現地通貨の引き出しも可能です。タッチ決済(コンタクトレス決済)にも対応しています。カード番号など必要な情報はすべて裏面に記載されていてスタイリッシュなカードです。
イタリアで発行した場合は、Visaカードでした。Wiseアプリやマイページを通じてカードの即時凍結などの管理も可能です。

Wiseアカウントとアカウント内の全ての通貨は、Wiseデビットカードにリンクされます。Wiseアカウント内のいずれかに必要な資金がある限り、カードを利用することが可能です。ただし、異なる通貨から決済する場合は、為替手数料が発生します。

また、欧州経済領域(EEA)またはイギリスで発行されたVisaやMastercardの場合 は、カード番号を使用して資金の受け取りが可能です。

イタリアでのATM引き出し手数料

  • 1ヵ月あたり250EURまで:無料
  • 250EURを超えた場合:超過金額×1.00%

1回で500ユーロを引き出す場合は、無料250ユーロ分を除いた、250ユーロ×1.00%=2.50ユーロの手数料となります。

カード発行手数料

現物のカード発行手数料は、7ユーロ1200円)(2022年10月現在)

また、無料のバーチャルカードの発行も可能です。

カード発行に必要な日数

  • 送料無料の場合は、約14日以内
  • 有料オプションのDHL速達を利用する場合は、2営業日以内

に指定した自宅に届きます。

今回は送料無料で注文しました。実際には、注文から1週間でドイツからイタリアの自宅へ普通郵便で郵送されてきました。ポストへ投函されるので、表札を忘れずに設置しておきましょう。

イタリアを含む欧州経済領域(EEA)や日本で発行した場合は、カード手元に届く前にカード情報を確認することができます。すぐにオンランショッピングでの利用が可能です。

カード取得方法

① 会員登録またはログイン

② Wiseデビットカードを注文
 → 登録住所の確認、PINの設定、手数料の支払いを行います。

③ 届いたら、カードをアクティベート
 →実店舗やATMにて、PINを利用してのお買い物or現金の引き出しでアクティベート可能です。

まとめ

海外送金はWiseを使うのが早くてお得です。生活費の送金にはいつも利用しています。PostePayの他にもN26銀行へも送金してみましたが、Wiseから入金確認のメール後、すぐにN26銀行のイタリアの口座への着金が確認できました。一度本人確認が完了した後は、日本の銀行から入金→すぐに海外送金と面倒な本人確認は必要ありません。
カスタマーセンターも日本語で対応可能です。住所変更やEUR口座情報取得の際などエラーが起きたときも真摯に対応してくださいました。ATMでの現金引き出しも可能ですし、非常におすすめです。

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