【音楽留学】声楽から楽器まで幅広く!入学試験は?音楽院用ビザの取得方法は?

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Ciao!音楽(声楽)留学している友人の体験談の続きです。今回は、入学試験や音楽院用のビザについてご紹介します。
学校の決め方や留学を決めるまでの解説はこちらの記事をご覧ください。

出願方法や入試内容、必要書類は毎年変更があります。また、志望校によっても違いがあります。志望校の留学生オフィスへ直接問い合わせるなど、最新の情報をご自身で必ず確認してください。
また、音楽院ビザの取得条件も変更となる場合があります。最新の手続きは、管轄の在日イタリア大使館・総領事館へご確認ください。
当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねます。

目次
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入学試験について

受験資格について

友人が2021年度に受験した学校の『Corso pre-accademico Canto lirico』の場合、受験資格についての要件は特にありませんでした。

しかし、年によって留学生の人数枠に関する条件は変わり、日本国籍やEU圏外枠に対する募集がない年もあるようですので、必ず志望校に最新の情報を問い合わせるようにしてください。

また、ミラノの国立音楽院では一貫してイタリア語がある程度できないといけないという話を聞きましたが、受験資格として規定しているかどうかまでは志望校により違います。

留学前の情報収集は?

留学したいという想いは漠然と10年くらい前から持っていましたが、どうせ無理だと思っていたので、直前まであまり調べたり準備をしたりはしていませんでした。

コロナ禍で直接現地での情報収集は難しかったので、主に留学中の友人を頼りにしていました。しかし、1年違うだけで手続きがいろいろと変わってしまっていたり、学校に問い合わせてみても担当者が不明で情報が得られなかったりと、かなり苦労しました。

必要書類は?

最終学歴の

  • 卒業証明書
  • 成績証明書
  • 等価証明書(Dichiarazione di Valore)

大学のものを提出しました。

出願方法は?

入学受付期間である4~6月に出願しました。
事前入学試験はなく、イタリア教育大学研究省のポータルサイトのUNIVERSITALY経由で出願しました。
また、受験校サイトにも出願登録し、受験料70ユーロを送金して支払いました。

UNIVERSITALYについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

試験当日

試験は実技のみでした。日本で撮影した30分以内の長さのビデオを提出する形で行われました。Cantoの場合は自由課題で、歌曲2曲とオペラアリア2曲という感じでした。

日本では、長いアリアは曲をカットする形で演奏したりしますが、カットなどは特にしませんでした。本番1回勝負ではなく、納得がいくまで撮り直せるというのは、正直ありがたかったです。

しかし、進学準備コースであるプレアカデミコであっても、求められるレベルは割と高いという印象です。どのコースを受けるかということにプラスして、この年齢ならばこのくらいは歌えて当たり前というところも審査の対象になるからでしょう。イタリアの音楽院に年齢制限はありません。しかし、同じコースでも20代とそれ以上の年代が同じレベルでは困るという考え方です。

指定の締め切りまでに、学校から指定されたOneDriveにmp4形式のビデオ動画をアップロードして提出しました。一度提出すると、再提出はできません。

その後、クラス分けなのか、ソルフェージュの試験も受けました。

合否発表&生徒登録について

合否は、提出期限の数日後に学校からメールで連絡がきました。

その後、正式に学生登録を完了し、授業料の支払いを行います。

オンラインで試験が完結できたことで、結果がきちんと分かってからビザを取得して渡伊できたのはすごくありがたかったです。しかし、学校のサイトへの入学登録時にエラーとなったり、学校指定のシステムの関係で学費の支払いができなかったりとトラブル続きでした。誰に聞いたら良いかも分からない状態で時間がいたずらに過ぎ、ビザの受け取りがかなりギリギリになってしまい、ヒヤヒヤしました。余裕を持った方が良いというのは誰しも思うところではあると思いますが、実際には誰も分からず、誰にも聞けずという場面が多々ありました。

音楽院ビザについて

イタリア ビザ

志望校に入学事前選考がなく、UNIVERSITALY経由での出願の場合、1校しか受験することができません。もちろん、入学試験に合格しないと音楽院ビザは発行されません。また、ビザ発行後に現地受験で不合格だった場合は、そのままイタリアに滞在することはできません。一度帰国し、語学ビザで語学留学することは可能です。
語学ビザで留学することも考えましたが、その場合、2年目以降に音楽院の受験で志望校に合格した段階で一度日本に戻り、音楽院用のビザを改めて取得する必要があるなどの条件があったこともあり、最初から音楽院用ビザで渡航しました。

ビザ申請方法は?

2023年1月現在、基本的に大学入学のための学生ビザ取得と手続きや流れは同じです。

詳しく解説しているこちらの記事をご覧ください。

申請時期は?

2021年度に受験した友人の場合、入学試験に合格が決まり、学校のサイトに生徒登録&授業料の支払いをした後にビザを申請しました。

注意点

友人はイタリア大使館から、
音楽院のビザは如何なる理由に於いても一生に一度しか発行されない
・語学ビザに切り替えることはできるが、再度音楽院のビザに切り替えることはできない
と聞いたそうです。

また、体調が悪くなるなどの理由からビザの条件を無視したまま学校を受験し直してしまい、志望校に合格してもビザが発行されず道が絶たれてしまったという人がたまにいるので気をつけるよう助言があったとのことです。

まとめ

2021年度の経験談でしたが、音楽院ビザの条件は管理人も知らないものでした。毎年、条件は変わりますので、最新の情報を入手するようにしてください。2022年現在、イタリアの国立音楽院に年齢制限はありません。夢をあきらめることがないように、悩んでいる方へ少しでも参考になれば幸いです。

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