Ciao！初めてペルージャで男子バレーボール（Sir Susa Vim Perugia – Cisterna Volley戦）を観戦したのでレポートします。
Sir Safety Perugiaとは？
シル・サフェーティ・ペルージャ(Sir Safety Perugia)は、ペルージャに本拠地を構える男子バレーボールチームです。チームカラーは白と黒。「ブロックデビルズ(Block Devils)」の愛称で親しまれています。スポンサー名を含んだ現在の正式名称は「Sir Susa Vim Perugia」です。
チームは2001年にペルージャとアッシジの間にあるバスティーア・ウンブラ(Bastia Umbra)市で「Sir Volley」という名前で創設されました。2010/11シーズンにペルージャに本拠地を移し、「Sir Safety Umbria Volley Perugia（Sir Safety Perugia）」に改名。現在はイタリアのバレーボールのトップリーグであるSuperlega（セリエA）に参加しています。なお、イタリア国内トーナメントで数々の優勝、クラブ世界王者経験を持つ強豪チームです。
2024/25シーズンには全日本代表でもある石川祐希選手が加入し、日本からも非常に注目度が高いチームですね。
チケット購入方法
オンラインの前売りチケットはVivaticket経由での購入となります。※Vivaticketへの登録が必要です。
通常は各試合の約1週間前の18時より発売開始。ただし、日にちがずれることもありますので、FacebookのSir Safety Perugia公式ページやチームの公式アプリを常にチェックしておくことをおすすめします。
また、前売り券が残っている場合に限り、会場のゲートB横のチケット売り場で当日券販売もあります。ただし、ボックスの指定はできても、座席の指定は不可との案内がありました。
チケットは記名制。オンライン購入の際に観戦者の氏名を入力する必要があり、チケットにも印刷されます。
※使用者変更について問い合わせましたが、開場までに回答を貰うことはできませんでした。当日は、バーコードのみで本人確認はなかったので、そこまで心配するほどはなさそうです。
2024/2025シーズンの料金表
- 1階ロングサイドベンチ後ろ（TRIBUNA VIP CENTRALE/TVC）：48,00ユーロ
- 1階ロングサイドベンチ側横（Tribuna VIP Laterale/TVL）：43,00ユーロ
- 1階ロングサイド審判後ろ（Distinti Centrali/DC）：35,00ユーロ
- 1階ロングサイド審判側サイド（Distinti Laterali/DL）：35,00ユーロ
- 2階正面（Gradinate II°Anello Centrale/GC）：24,00ユーロ
- 2階サイド（Gradinate II°Anello Laterale/GL）：22,00ユーロ
- 応援団席の反対側（Curva San Marco）：22,00ユーロ
- 2階コーナーブロック席（settori A-B-C-D “SPICCHI”）：12,00ユーロ
Curva BlackDevilsとBブロックの半分は、ホームの応援団専用席のようでした。
なお、対戦相手チームの応援団は、Cブロックの一部のみだと思います。
2階コーナーブロックA席上部からの見え方は、掲載した試合中の写真を参考にしてください。
会場への行き方
ペルージャがホームの場合、会場は郊外にあるPalaBartonです。
ミニメトロと徒歩で、Perugia駅から約20分。Piazza Partigianiから約30分。ミニメトロの終点であるピアン・ディ・マッシアーノ(Pian di massiano)駅からは約600ｍ、徒歩8分です。
ペルージャの旧市街地（Pincetto駅）からこの終点までを約15分で結ぶミニメトロは2.5分に1本運行されています。ペルージャ観光に便利ですよ。
グッズ紹介
管理人が購入したものと人気がありそうなものをご紹介します。
- 背番号入り公式ユニフォーム（石川選手は14番）：90,00ユーロ
- Tシャツ石川選手リミテッドエディション：20,00ユーロ
- キャップ：10,00ユーロ
- ネックストラップ：2,00ユーロ
- ラバーリストバンド：1,00ユーロ
公式ユニフォームやTシャツは各サイズ（S, M, L, XL, 2XL）あり。
背番号入り公式ユニフォームはお好きな背番号をその場で印刷してもらえそうです。
会場内では、クレジットカードも使えます。英語も通じます。
当日の様子
Superlega 2024/25第4戦。対Cisterna Volley（垂水優芽選手所属）
2024年10月20日(日)、18:00試合開始。
試合開始前
入場時に手荷物検査があります。食べ物の持ち込み禁止。
ペットボトル飲料は持ち込みOKでした。缶・瓶類はやめておいた方が無難ですね。
ちなみに、試合後にホテルで食べようと思っていたインスタント食品類なども持ち込み不可です。
会場内のバールで購入したものや持参した飲み物に関して、会場内での飲食は可能です。
ゲートB近くにペルージャチームのグッズショップとバールがあります（開場前の利用は不可）。
バールには、カフェやミネラルウォーター、ビール、ジュースなどの飲み物の他、サンドイッチやスナック菓子などの軽食もあり。ビールを飲みながらポテトチップスなんてもOK！ただし、パスタなどのお料理系はないので、夕食は事前に済ませるか、試合後にお願いします。
お手洗いは、1階ロングサイド席後ろにあります。
会場内のWifiは、ウンブリア州の観光地に整備されているフリーWifi（UMBRIA WI-FI）が一応つながっていましたが、あまり期待しない方がいいですね。
練習時間中は座席に関係なく、近くで見学することができますが、1階ロングサイド席エリアに入るにはチケットの提示が必要です。
16:00：会場到着
16:15分頃：石川選手らしき人が車でやってくる
16:30分頃：対戦相手チームがバスで到着。ちなみに、ファンから選手への声かけはあまりしていませんでした。チャオ!と挨拶くらいですね。
16:45頃：開場。チケットのバーコードを提示して入ります。スマホに保存したPDFで大丈夫です。なお、予定では16:30開場でした。
17:07：ウォーミングアップのためにペルージャチームがコート内へ。
17:29：ペルージャチームが一度ロッカールームへ戻る
17:30：特別イベント（フランチェスコ会が挨拶）
17:33：ペルージャチームの選手入場
17:35：開会セレモニー開始
ペルージャチームは応援団席前のエリア(ゲートAB側)で試合前のウォーミングアップしていました。
対戦相手チームは逆のゲートCD側のコートでウォーミングアップです。
ペルージャチームが一度ロッカールームへ戻っている間も、相手チームは練習からコート内に残ったままでした。
なお、各選手・スタッフはベンチ側の中央から入場します。
ゲートAB側がミニメトロ方面に向いた入口でメイン入場口になるかと思います。会場内で反対側のゲートCDサイドへ行きたい場合は、1階ロングサイド席後ろの通路か2階の通路を使って移動することができます。
開場前に救急車が来て驚いている日本の方が多かったのですが、イタリアではある程度の規模のイベント開催時に救急車と救急隊員や消防隊員を配置して待機させるのは義務なので気にしないでください。
同様に会場内ではセキュリティスタッフが常に巡回しています。試合開始直前になると、指定の座席に戻ってくださいね～と声かけもされますよ。
開場前に時間をつぶしたい方には、近くの私営公園「Barton Park」をおすすめします。入場無料で、バールやレストランもあります。その他、食事をするなら大型スーパーマーケットの「CONAD (8:30～20:30)」がありますし、その隣にはステーキハウスの「Roadhouse Restaurant Perugia (12:00分～15:00、18:30～23:00)」があります。ミニメトロの隣駅（Cortonese駅）にはマクドナルド(金・土7:00～25:00、日-木7:00～24:00)やちょっとしたショッピングセンターもあります。
ただし、CONADでのお買い物は、会場への食べ物の持ち込みは禁止なので要注意です。
試合開始
18:00：試合開始
18:08：石川選手が交代で出場。1点得点。
18:27：第1セット終了。チステルナ有利のまま、19-25
18:58：第2セット終了。ペルージャ有利のまま、25-15
19:17：スマホライトを使った演出
19:28：第3セット終了。ペルージャ有利のまま、25-16
20:02：第4セット終了。序盤はシーソーゲームも25-18
【最終結果】3－1でペルージャ勝利。
石川選手は1セット目の一部のみ。垂水選手は2セット以降頻繁に出場と、残念ながらコート上での直接対決は叶いませんでした。
ペルージャチームのブロックが成功して得点となったら、厚紙でできた応援グッズの「MURATO」側をコートに向けて掲げましょう。ブロック＝壁を象徴しているのだと思います。BlockDevilsの愛称ですからね。
応援グッズは各座席に置いてあります（記念にお持ち帰りOK）。また、SettoteA～Dは階段のところにまとめておいてあるので自由に持っていきましょう。
ちなみに、満席でない限り、Settore内の席の移動は可能そうでした。
1階ロングサイド席には座席番号が印刷されたクッションみたいなものが設置されていましたが、その他のエリアは通常のスポーツ会場にあるような座席です。真冬に冷えが気になる方などは、クッションを持って行ってもいいかもしれませんね。
会場内は結構暑いので、調節できる服装だと良いでしょう。
試合中はあまり移動せず、各セット間の3分間のハーフタイム中にお手洗いへ行ったりバールへ飲食物を買いに行ったりするようにしましょう。
試合後のファンサービスタイム
試合終了直後から、1時間くらいは選手との交流タイムがあります。選手たちは順次ロッカールームに戻っていくので、その間にお願いすることになります。対戦相手チームは審判側から、ペルージャチームはベンチ側から退場していた選手が多かったと思います。
なお、試合終了後はロングサイド席エリアのチケットを持っていなくてもエリアに入ることができるので、自由に選手がいるところに近づいてOKです。
サインやツーショットにも気軽に答えてくださいました。石川選手は大人気で地元民や日本人観戦者問わず囲まれていましたね。そのため、気づいたらロッカールームへ戻っており、管理人は写真もサインもお願いすることができませんでした…(泣)その代わりと言っては大変失礼ですが、チステルナの垂水優芽選手とはツーショットを撮らせていただくことができました！お疲れのところ、本当にありがとうございました！
コート内に残っている選手が少なくなった最後の方には、観客もコート内に入って写真撮影やサインをお願いすることができていました。セキュリティスタッフがいる間は無理に入らず、許可がでたら入りましょう。その後、様子をみて、大勢の一般客が入って行くような時間帯になったら入って記念撮影しても大丈夫そうでした。
試合後の移動方法について
ミニメトロの最終運行時間はPian di massiano駅、月-土曜日が21:05発、日曜日は20:45発です。
18:00開始で、第4セット以内に決着がつけば、ファンサービスを楽しんでもミニメトロの最終に間に合います。第5セットまでもつれ込んだ場合は、ファンサービスを取るかミニメトロを取るか選択することになるでしょう。
終了後の会場周辺にタクシー乗り場はなく、近くでタクシーが待機しているということもありません。
もしも、試合が長引く恐れがある場合、選手との交流を時間を気にせず楽しみたいという方、試合開始時刻が遅い場合は、あらかじめタクシーを予約しておくorB&Bのオーナー様などにお迎えを頼んでおく方が安心です。または、会場から徒歩圏内の宿泊施設にするかだと思います。
旧市街地方面へ帰るバスの路線も近隣にありますが、最終便も早く、会場からバス停までは10分以上歩く必要があり、オススメできません。
なお、鉄道のペルージャ駅から旧市街地イタリア広場(Piazza Italia)までの市内バス最終便はA線が23:55発、TS線が22:48発です。とはいえ、会場から鉄道のペルージャ駅までは徒歩30分ほどかかりますし、一直線ではなく多少複雑な道です。夜間のペルージャ駅周辺の治安も考えると、グループであっても土地勘がない方が暗い中歩くのはおすすめできません。
各地への最終電車・バス
- ローマ：電車は21:38（土曜）、20:23（日曜）にPerugia駅発。Flixbusは20:50にPiazza Partigiani発。
- フィレンツェ：電車は19:41にPerugia駅発。Flixbusは21:05にPiazza Partigiani発。
- アッシジ方面テルニ：インターシティで23:19にPerugia駅発。
なお、会場からPiazza Partigianiまでは、ミニメトロと徒歩で約30分かかりますので、会場を出発する時間に注意です。
まとめ
今回は、ペルージャで男子バレーボールの試合を観戦した時のことを解説しました。ご縁があり、読者の方からのご厚意で余ったチケットを譲っていただいたのですが、とても迫力があり初めての観戦でも楽しむことができました。おかげでこのような記事をお届けすることができました。予期せず、直接的ではないにしろ日本人対決を観戦できたことは幸運でしたね。本当にありがとうございました！久しぶりのホームゲームだからか、日本人対決だったからか、日本人観客率がかなり高かったように思えます。久しぶりに日本の皆さんと交流できたことも大変うれしかったです。ただし、現地で帰りの方法に困っている方が多かったので、事前にいくつかのパターンを調べておくことをおすすめします。イタリア人の友人のお子さんも地元のバレーボールチームに参加していますし、ペルージャはサッカーだけではなくバレーボールも盛んですよ。
Special Thanks：うさぎさん。様
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