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Ciao!今回は、イタリアの旅に必須な公共交通機関をまとめます。
鉄道
旧国鉄であるトレニタリア(Trenitalia)社と高速鉄道イタロ(.italo)を運行するNuovo Trasporto Viaggiatori(NTV)社がイタリア国内の各地を結んでいます。フレッチャシリーズやイタロは日本でいういわゆる新幹線のようなものです。その他、一部の大都市では私鉄として路面電車や地下鉄が運行されています。
Trenitalia社
高速鉄道:フレッチャロッサ(Frecciarossa/FR)、フレッチャアルジェント(Frecciargento/FA)、フレッチャビアンカ (Frecciabianca/FB)
特急:インターシティ(Intercity/IC)、インターシティ・ノッテ(Intercity notte/ICN)、ユーロシティ(Eurocity/ EC)
急行・普通列車:レジョナーレ・ヴェローチェ(Regionale Veloce/RV)、レジョナーレ(Regionale/R)
NTV社
特急:イタロ(.italo)
路面電車(トラム/Tram)
運行都市:ローマ、ミラノ、フィレンツェ、トリノ、パドヴァ、ナポリ、メッシーナ、パレルモ、カリアリなど
各地元の公共交通会社が運行を担います。
切符はバスや地下鉄などと共通の場合も多いです。乗車時にオンラインチェックインや打刻が必要。
キオスクや駅の券売機で購入できます。最近では、クレジットカードやデビットカードで乗車できる都市もあります。
地下鉄(メトロ/Metro)
運行都市:ローマ、ミラノ、ナポリ、トリノ、ジェノヴァ、ブレーシャ、カターニア
各地元の公共交通会社が運行を担います。
切符はバスや地下鉄などと共通の場合も多いです。一定エリア内は同価格で、郊外は距離による課金制。ただし、多くの場合は各駅に改札があり、一度改札から出ると切符は無効になります。
駅の券売機やキオスクで購入できるほか、クレジットカードやデビットカードで乗車できる都市もあります。
バス
短距離の市内バス
各地元の公共交通会社が運行を担います。
切符は60分1,20ユーロなど、時間内は乗り放題の時間制です。トラムや地下鉄などと共通の場合も多いですね。乗車時にオンラインチェックインや打刻が必要です。
キオスクやバスステーション、バスの運転手さんから購入できます。クレジットカードやデビットカードで乗車できる地域も一部あります。
なお、車が侵入できないヴェネツィアでは、水上バス(ヴァポレット/Vaporetto)が運行しています。
郊外行きの中距離バス
市を越えるような中距離バスは、各地元の公共交通会社が運行を担います。
距離別の運賃を取る場合が多いです。
各会社の公式アプリ、バスステーション、バスの運転手さんから購入できます。クレジットカードやデビットカードで乗車できる地域もあります。
長距離バス
イタリア国内の他、ヨーロッパにある各地を結ぶ長距離バスも運行されています。
フリックス(FlixBus)社
ヨーロッパ各地を結ぶ格安長距離バスです。
イタブス(Itabus)社
イタリア国内を結ぶ格安長距離バスです。
マリーノブス(MarinoBus)社
イタリア南部を中心にイタリア国内やヨーロッパの主要都市を結ぶ長距離バスです。
ブラブラカー(BlaBlaCar)
こちらも最近見かけるようになってきました。フランスの相乗りサービスの会社が運行する長距離バスです。
価格を比較してみた
日時は2024年9月28日(土)、大人1名片道の価格を検索しました。
FlixBus | Itabus | MarinoBus | BlaBlaCar | |
---|---|---|---|---|
ローマ – フィレンツェ | 5,49ユーロ~ | 4,97ユーロ~ | 22,00ユーロ~ | 3,99ユーロ~ |
ミラノ – ローマ | 9,99ユーロ~ | 7,97ユーロ~ | 36,00ユーロ~ | 7,97ユーロ~ |
飛行機
Ita Airways
イタ・エアウェイズ(Ita Airways)航空は、旧Alitalia航空に替わるイタリアのフラッグ・キャリアです。
LCC
easyJetやRyanair、vuelingなどをはじめ多くのローコストキャリアも各地の主要・地方空港を結んでいます。荷物の重量制限が厳しいので要注意です。
タクシー
各地の駅前や観光地にあるタクシー乗り場から乗るようにしましょう。または、自分で電話したりホテルなどで呼んでもらったりすることも可能です。最近はタクシーアプリとの提携も増えてきているようです。
日本と同じく、初乗り料金+メーター制ですが、主要空港からの都市部までは料金が固定されていることが多いです。
迎車、休日、深夜早朝、追加荷物などの追加料金がかかる場合もあります。
乗車前に、あらかじめ料金を聞いておくと良いでしょう。
なお、車が侵入できないヴェネツィアでは、水上タクシーが運行しています。
Uberタクシーは、2024年現在、13都市(トリノ、ミラノ、ヴェローナ、ヴェネツィア、トレヴィーゾ、ウーディネ、トリエステ、ボローニャ、フィレンツェ、ローマ、パレルモ、カターニア)のみで運行中。
フェリー
海岸線の街とシチリア島やカプリ島、地中海にある島々を結ぶフェリーも多く運行されています。
のんびり船の旅もオススメですよ。
Omio
日本語でイタリアの公共交通機関の切符を購入したいという方にオススメのプラットフォーム・アプリがOmioです。
Omio(オミオ)は、ドイツのOmio Corp.が運営するヨーロッパ各地の電車、バス、航空券、フェリーのチケットを予約することができるプラットフォームです。日本語で検索・比較・購入ができ、利便性は随一ですね。管理人の周りでも、多くの日本人旅行者の方々がこのプラットフォームを利用していると耳にします。
価格比較
各交通会社から直接購入した価格とOmioで購入した場合の価格を比較してみました。
日時は2024年9月28日(土)、大人1名片道の価格を検索しました。
直接購入 | Omio (ユーロ) | Omio (円) | |
---|---|---|---|
ローマ・テルミニ駅 – フィレンツェ・F.S.N.駅 (Frecciarossa) | 23,90ユーロ~ | 29,90ユーロ~ | 4,825円~ (1ユーロ=161.37円) |
ローマ・ティブルティーナ駅 – ミラノ中央駅 (.italo) | 37,90ユーロ~ | 39,90ユーロ~ | 6,553円~ (1ユーロ=164.24円) |
ローマ・テルミニ駅 – アッシジ駅 (Trenitalia/在来線) | 13,30ユーロ~ | 16,30ユーロ~ | 2,710円~ (1ユーロ=166.26円) |
ローマ – ボローニャ (Flixbus) | 6,98ユーロ~ | 7,98ユーロ~ | 1,327円~ (1ユーロ=166.29円) |
ローマ・フィウミチーノ空港 – サルデーニャ・カリアリ空港 (Ita Airways) | 59,94ユーロ~ | 74,83ユーロ~ | 12,421円~ (1ユーロ=165.99円) |
一部のチケットに価格が上乗せされていたり、サービス料金が利用する交通機関によって普通電車やバスの1ユーロ~航空券の5ユーロ程度追加でかかりますが、比較的良心的な価格設定だと思います。座席指定の案内や追加荷物の案内も日本語であって安心ですね。
英語やイタリア語での検索が不安な方や移動手段や値段を比較検討したい方にはオススメです。
まとめ
今回は、イタリア旅行や滞在で必須の公共交通機関を解説しました。管理人は車を持っていないので、日常生活でも公共交通機関が頼りです。イタリアの交通機関は、日本ほど時間に正確でなかったり、月1回はストライキがあったりと使い勝手がいいとは言えないことも事実です。また、公共交通機関の本数が少ない地方へ行くと、断然レンタカーの方がいろいろなところへ簡単に行くことができます。しかし、公共交通機関ならではの地元の生活や人とのふれあいを感じながら旅してみるのもオススメですよ。
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