【イタリア旅行】観光時の注意点と対策【初心者向け】

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Ciao!今回は、イタリアを旅行・観光する時の注意点をご紹介します。
イタリア旅行の基本情報についてはこちらをご覧ください。

目次
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街歩き編

スリのイメージ

パスポートは常にもっておきましょう

イタリアの現法律では、成人に対して身分証明書を常に携帯することを義務付けています。外国人の場合はパスポートですね。(長期滞在の場合は、プラスで滞在許可証)

スリ・盗難防止のためにパスポートのコピーでOKと書いてあるサイトもありますが、最近では警察が駅のホームでランダムに身分証明書チェックをしていることもありますので、原本を所持している方が良いでしょう。同僚の車に乗っていて、身分証提示を求められたこともあります…

心配な場合は、パスポートカバーなどに入れて、バッグの底やファスナー付の内ポケットに入れておきましょう。内部のファスナー部分などと紐やチェーンで繋いでおくとなお安心です。

スリ

特に電車の乗り降りの際や人混みでは、観光客を狙ったスリが非常に多いです。
ジーンズの後ろポケットにスマホや長財布を入れるそのまま入れるということは絶対にやめましょう。

バッグはファスナーなどで口が閉まるもの、財布など大事なものは奥に入れて、簡単に取り出せないようなバッグをおすすめします。財布やパスポートが入るファスナー付き内ポケットがあるバッグの使用、財布とバッグをチェーンでつないでおくのも有効です。トートバッグには、盗まれては困るものを入れないようにしましょう。

メイン財布はバッグの奥底に入れて人前では取り出さない、コインやその日使う分の現金とクレジットカード1枚を小さな小銭入れに入れて普段使いにするのがオススメです。

ショルダーバッグはひったくり対策に有効といわれていますが、ハンドバッグを肩から掛けてファスナーから手を離さないなど、スリに気を付けているというアピールが有効です。

小さなハンドバックを手に持っていては簡単に被害に遭ってしまいます。実際に母が現金を盗られましたが、犯人の手際が非常に悪かったため、運よく取り返すことができました。

スキミング被害

数年前までは、人にぶつかった際に機械を通してスキミングする手口もありました。スキミング防止グッズの販売されていますので活用しましょう。

最近は、クレジットカードを店舗内で利用したり、路面にあるATMでお金を引き出したりする際にカード情報を盗られる被害が増えています。お金を引き出す際は銀行店舗内のATMを使う、クレジットカードで支払う際も、店員さんに預けずに、目の前で端末を操作してもらうようにしましょう。日本のように、店員さんがカードを預かってバックヤードにあるカード端末で支払うなどはなかり危険です。

路上販売

コロッセオやフィレンツェ中心街、ヴェネツィアのサンマルコ広場など、世界中から観光客が集まるスポットでは、ミサンガ売りやセルフィー売りなどの路上販売を行っている人々をよく見かけます。ミサンガを無料だと言いながら手に巻きつけてくることもありますが、後に有料だと強引に売りつけようとしますので、「ノー」と言って受け取らないようにしましょう。また、地面に並べて売っている絵画のコピーやバラ売りなどいろいろなパターンがあります。

面倒ごとに巻き込まれかねませんので、本当に欲しい場合以外はかかわらないようにしましょう。お財布を大勢の目の前で出すのもスリに狙われかねないので危険ですよ。

置き引き

椅子の背もたれテーブルの下に荷物を置く際も気を付けましょう。

日本のようにバッグを置いて席の確保をすることは絶対にありません。特にスマホを置いていたら数秒で盗まれてしまいます。どうしても席の確保が必要な場合は、タオルや上着などにしましょう。

深夜の一人歩き

駅周辺は、大小かかわらず、どの街でも治安が悪いものです。
また、暗くなってから雰囲気が悪い裏通りを歩くことは避けましょう。

夕食後は明るいメインストリートや人通りが多いルートを通る、タクシーを使うなどして宿に戻るようにしましょう。

歩きやすい靴

イタリアは石畳が多く、基本的にアスファルト舗装ではありません。

歩いていると日本よりも疲れますし、穴にヒールが引っかかることもあります。たくさん歩くことを想定して歩きやすい靴、履きなれた靴をおすすめします。

トイレ事情

イタリアのトイレは無料とは限りません。駅や街中にある公共トイレであっても有料の場合が多いです。金額は50セント~2ユーロくらい。両替できないことがあるので、50セントコインや1ユーロコインを貯めておくといざという場合に便利ですよ。

バールなどでトイレを借りるときも、何か1品買ってから利用するようにしましょう。お水のペットボトル1本やスタンドでコーヒー1杯飲むくらいで問題ありません。鍵がかかっている場合は、お店の人に鍵を借りたり、暗証番号を聞いて利用します。

また、詰まり対策としてトイレットペーパーを流すことを禁止しているトイレも中にはあります。その場合は、横に大きなゴミ箱がありますので、そこに捨てましょう。

教会などへ入る時のマナー

宗教施設は基本的に祈りの場です。入る時にはそれぞれに合わせたマナーがあります。真夏であっても、タンクトップやキャミソール、ショートパンツ、ミニスカート、水着など過度な露出をした服装での入場は避けましょう。施設内ではパーカーやスカーフを羽織ると良いでしょう。ハーフパンツやサンダルは基本的にOKです。大きな教会の場合、入口に羽織る用の布が貸し出されていることもあります。また、帽子も取りましょう。

ミサなどのセレモニーが行われている場合、観光客の見学やミサ風景の写真・ビデオ撮影をお断りしていることが多いです。また、ミサ中でなくとも祈りをささげている方がいらっしゃる場合もありますので、大声で会話するのは控えましょう。

また、アッシジの聖フランチェスコ教会など、写真撮影やビデオ撮影自体が禁止されている施設も中にはあります。

お買い物編

お店に入る時には挨拶を

スーパーマーケットなど大型店では別ですが、比較的小さなお店では「ブォンジョルノ(こんにちは)」や「ブォナセーラ(こんばんは)」と一言挨拶してから入りましょう。日本のように無言で入って、無言で出ることはあまり歓迎させません。むしろ、ちょっと警戒されることがあります。商品を手に取って見たい場合も、「ポッソ・トッカ―レ?(触ってみてもいいですか?)」と尋ねると品が良いでしょう。

お店を出るときは「グラッツェ(ありがとう)」と言って出ればOKです。

レシートは必ず受け取りましょう

レシートを発行・受け取ることは法律で義務付けられています。

日本のように「レシートは結構です」というわけにはいきませんので、必ず受け取りましょう。管理人は遭遇したことはありませんが、ごくたまに警察による抜き打ちチェックがあるらしく、お店を出てから滞在先まではレシートを捨てない方が良いでしょう。

日本持ち込み禁止品は要チェック

イタリアだと、お土産に真空パックのサラミなどを持ち帰りたくなりますが、海外から日本国内への肉製品・肉加工品の持ち込みは禁止となっています。また、ラグーソース(ミートソース)もお肉を使用しているので残念ながらダメですね。

チーズ類やポルチーニ、トリュフは大丈夫です。
ワインなどの酒類、香水などには免税範囲があります。免税範囲を超えての持ち込みは、日本到着時に税関での申告が必要となります。

農林水産省:特集「旅先のお土産も注意!肉や果物などの持ち込み 空港の手順」
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2311/spe1_02.html
植物検疫所:海外から野菜や果物を持ち込む際の規制(イタリア)
https://www.maff.go.jp/pps/j/search/ikuni/it.html
日本税関:海外旅行者の免税範囲
https://www.customs.go.jp/kaigairyoko/menzei.htm

飲食編

飲料水

水道水を飲むことは控えましょう。基本的に売っているペットボトル入りのお水を購入します。
硬水が多いです。お腹を下す恐れがある場合は、日本からお水を持ってくると良いでしょう。
街中で「PORTABILE」と書かれている水道水は飲用可能です。

飲食店でのお水・パンは有料

日本のように外食した時にお水は無料では出てきません。ミネラルウォーターを有料で注文することになります。1リットル2ユーロ前後が多いですね。注文して余ったお水を自分の水筒やペットボトルに移したり、瓶ごと持って帰ることは問題ありません。なお、ファストフードやセルフサービスの店舗を除き、ドリンクを注文せずに持っているお水をテーブルの上に出して飲むのはあまり良いマナーとは言えません。

また、メニューを注文したらまずパンやグリッシーニなどが運ばれてきますが、いわゆる日本のお通しのようなもので、コペルト(coperto)と呼ばれる席料に含まれています。基本的におかわりも自由です。メニュー表の下の方に小さくコペルト料金について記載があるはずです。セルフサービス方式の飲食店を除き、多くのバールやトラットリア、レストランにて店内飲食をすると基本的にコペルトの徴収があります。コペルトは一人当たり1ユーロ~です。

支払い前に内容を必ずチェック

外食した際は、合計金額に注文していないものが含まれていないか、また、注文したのに合計金額に含まれていないものがないか必ずチェックしましょう。
観光客相手にぼったくるお店も残念ながら存在します。

旅行準備編

スーツケースは持ちあげられる重さで

電車やバスに乗車する際には大きな段差がありますし、比較的大きなターミナル駅を除き、駅構内は階段です。周りの人が手伝ってくれることが多いのですが、善意に見せかけたスリ集団の標的になることもあります。

改札があるフィレンツェS.M.N.駅でも、特急フレッチャ・ロッサに乗る際にスーツケースを持ち上げるのを手伝うふりしてスリを行うのはよくある手口の一つです。
できるだけ他人に触らせない、一人で持ち上げられる重さにとどめておきましょう。

明らかな観光客は、基本的に警戒しなくて大丈夫です。
ジプシー/ロマと呼ばれる人々がスリを行うことが多いのですが、最近では金髪にするなど外見もイタリア人と同じような服装で見分けがつきにくくなっています。バッグなど荷物を何も持っていない住民っぽい若者には特に気を付けましょう。

日本から持っていくと良いもの

常備薬、ポケットティッシュは必ず日本から持っていきましょう。
また、ウェットティッシュ、生理用品、折り畳み傘、携帯スリッパなどがあると快適に過ごせます。

政府広報オンライン:飛行機に持ち込めないもの お出かけ前に確認を!
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201412/4.html

困ったときは?

パスポートを紛失した・盗難に遭った場合は、すぐに最寄りの日本国大使館や総領事館へ相談しましょう。
在ローマ日本国大使館
https://www.it.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
在ミラノ日本国総領事館
https://www.milano.it.emb-japan.go.jp/itpr_ja/passport_8.html

在ミラノ日本国総領事館:当地被害・犯罪への対策
https://www.milano.it.emb-japan.go.jp/itpr_ja/security_prevention.html

なお、イタリアの緊急電話番号は、
軍警察/国家憲兵隊(Carabinieri)の「112」、または国家警察(Poalizia)の「113」です。

まとめ

今回はイタリア旅行・観光の注意点について解説しました。日本とは違い、気を付ける点がいろいろありますね。観光客を対象にした軽犯罪が多いのは事実ですが、過度に怖がることは必要ありません。注意していますよとアピールすることが大切です。また、ちょっとした気遣いでおまけしてくれることもありますし、日本人観光客全体の評価が上がったり下がったりすることもありますので、挨拶はしっかりしましょう。管理人も日本人として常々振る舞いには気を付けて生活しています。なお、盗難・犯罪などの被害に遭った時は、すぐに最寄りの在ローマ日本国大使館または在ミラノ日本国総領事館へ連絡・相談してください。

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