Ciao!夏休みに向けて今年はイタリア旅行を計画している方もいらっしゃるのではないでしょうか?現在のイタリアへの入国、日本への入国条件についてまとめます。
イタリア入国時に必要なもの
- 特になし
入国制限
特になし
シェンゲン圏内90日間までの観光目的の場合、ビザも必要なし。
パスポートの有効期限は、シェンゲン圏からの出国日時点で90日以上残っている必要があります。
EUグリーンパス/ワクチン接種証明書
入国時・公共交通機関利用時も、必要なし
入国時のグリーンパス制度に関するイタリア保健省令は5月31日に期限を迎え、今回は更新されないことが発表されました。
イタリア国内において、EUグリーンパスや日本政府発行のワクチン接種証明書は2022年6月1日より、ほぼ必要ありません。例外的に医療スタッフや病院内では、2022年12月までグリーンパス制度は継続されます。
入国前48時間以内に実施したPCR検査の陰性証明書
必要なし
2022年2月1日以降、必要なしと発表されています。
EU digital Passenger Locator Form (dPLF)の提示
必要なし
2022年5月1日以降、あらゆる外国からのイタリア入国に際しては、必要なしと発表されています。
自己隔離
必要なし
FFP2マスク
場合により、必要(6歳未満・マスク着用に適さない疾患を持つ方は免除)
2022年12月31日まで、医療施設や介護施設を訪問・利用する場合には、マスク着用の義務があります。
FFP2マスクとは、ヨーロッパが定めたEN規格に適合したマスクです。パッケージとマスクの表面にFFP2とCEのマークが記載されています。マスクの形状が特徴的で、着用義務と言っても、実際にはマスク自体にFFP2と書いてあるかどうかまでは確認されません。チェックする人も形で判断しているようです。
薬局やスーパーマーケットで購入可能です。安くて、1枚50セントくらい。
また、公共交通機関乗車時や屋内外イベントにおけるFFP2マスクの着用義務は解除されましたが、多くの観客が集まる屋内の映画館、劇場やイベントに参加する予定の方で心配な方は、不織布のサージカルマスク(Maschera chirurgica)を1枚用意しておくことをおすすめします。
ETIAS(エティアス)
ETIASは、2024年に導入が予定されているシェンゲンビザ地域への事前渡航認証システムです。ビザを必要としない(90日以内の観光旅行など)場合で、日本のパスポート所有者が対象国へ入国するためにはETIASへの登録が必要です。長期滞在の場合は、今まで通りビザの取得が必要です。
2024年開始とのニュースもありますが、2023年7月現在、正式な開始時期や手続き方法は発表されておりません。
日本入国時に必要なもの
- 特になし
有効なワクチン接種証明書
必要なし(日本時間2023年4月29日0時以降)
ワクチンを3回接種していることが確認できるワクチン接種証明書です。
出国前72時間以内に検体採取したPCR検査の陰性結果の証明書を提示する場合には、必要ありません。
出国前72時間以内に検体採取した検査の陰性結果の証明書
必要なし(日本時間2023年4月29日0時以降)
ワクチンを3回接種していることが確認できるワクチン接種証明書を提示できない場合、日本政府指定書式によるPCR検査の陰性証明書取得及び提示については引き続き必要です。
取得方法などについては、詳しくこちらの別記事内で解説しています。(2022年に日本へ帰国した時の記事)
最近では、イタリア国内でのPCR検査陰性証明書の取得サポートサービスを始めている企業などもありますので、不安な方は利用するとよいでしょう。
日本到着時の検査
必要なし
自己隔離
必要なし
公共交通機関の利用
到着時より利用可能
検疫手続(ファストトラック)
2022年11月1日以降、Visit Japan Web(入国手続オンラインサービス)から入国前の検疫手続き申請が可能です。
※ 今まで運用されていたMySOSアプリはVisit Japan Webに統合されました。
詳しくは、https://vjw-lp.digital.go.jp/
たびレジ
日本の外務省が配信する海外安全情報の無料配信サービスです。渡航予定国・地域や期間(年単位の長期も可能)を登録しておくと、該当地域の安全情報などが登録したメールアドレス宛に送られてきます。
イタリアを登録しておくと、在イタリア日本国大使館や領事館より、テロの脅威のほか、コロナウイルス対応などイタリア政府からの通達も日本語でメール配信してもらえるのでとても便利です。
まとめ
今回は、イタリアと日本へ入国する際の条件についてまとめました。日本帰国の難関であったPCR検査の陰性証明書やワクチン接種証明書も2023年4月29日以降、やっと不要となりました。旅行中のコロナ感染に関しては引き続き最大限の注意が必要ですが、渡航に関しては以前の状態に戻りホッとしました。大型連休はイタリアへ遊びに来ませんか?
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